あなたが仕事や恋愛において成功するためには、まず自分の宿命を大好きになることです。
否定するのではなく、肯定します。
大嫌いになるのではなく、大好きになります。
変えられない、生まれつき決まっている宿命を最大限に生かします。
この宿命を「自分の味」として生かす人が、幸せになれます。
私は愛媛県の田舎生まれで、男であり、妹1人の家庭環境があります。
後から変えようがないのですから、こうしたことと向き合って生きています。
今、私は自分の宿命を、人生のあらゆるところで「自分味」として生かしています。
正直なところ、向き合うしかないので、嫌いだと口にする子どもじみたことはやめて、いいところを見つけるようにしています。
宿命は、何であろうと、どんと受け入れています。
「実家は愛媛なんですよ」と自分の故郷をネタにして、よく話を始めます。
「ミカンで有名なんですよ。愛媛の松山は道後温泉で有名なんですよ」
自分の故郷をテーマにすれば、会話量も自然に増えます。
田舎生まれだからこそ、自然の良いところを感じ取ります。
自分の名前を好きになり、名字にはどんな意味があるのだろうと調べたりします。
「私の父はいつも厳しい人で」と言えば、厳しい父親を持ったほかの人と話が合ったりします。
また生まれた土地だけでなく、男であること、自分の父と母から教わったこと、家庭環境をそのまま受け入れます。
受け入れてしまえば、本を書くときのネタにもできます。
誰でもそうですが、自分の親の気に入らないところが、1つはあるものです。
それどころか離婚や他界などの事情で、親がいない人さえいます。
どんな環境であろうと変えようがないのですから、まず受け入れるのです。
受け入れてから「さて、自分のこの宿命から何を学べるか、生かせるか」と前向きに考えます。
前向きに生かすためには、まず真正面から向き合うことが必要です。
宿命と向き合うことで、尊敬できるところは手本にして、嫌な部分は反面教師とします。
「学び」を見つけることができ「成長」に変えることができます。
ありのままの宿命を、まず一度受け入れてこそ、できることなのです。
「嫌いだ、嫌だ」というのは、簡単です。
しかし、それだけで終わってしまいます。
「嫌い嫌い」と言っているうちに、何も学びや成長もなく、そうしているうちに人生が終わってしまいます。
せっかく生まれつきの宿命があるのですから、どんな宿命であろうと、自分の持ち味として生かしてしまえばいいのです。
「嫌だ、嫌いだ」といった子どもじみた愚痴を言うのはやめましょう。