執筆者:水口貴博

宿命を生かす30の意味

  • 宿命は変えられない。
宿命を生かす30の意味

宿命は変えられない。

今回は「宿命」というテーマについてお話ししたいと思います。
さっそく宿命についてお話をしたいところですが、まず宿命の前に「宿命と運命の違い」から話をさせてください。
宿命と運命の区別を最初にしておかなければ、これからの話の理解は難しくなります。

宿命は、あなたの原点。

宿命は、生まれたときから、すでに決まっています。
後から変えようと思っても、変えられません。
自分の力では決められないし、変えることができません。

宿命を受け入れて、自分の持ち味にしよう。

あなたが仕事や恋愛において成功するためには、まず自分の宿命を大好きになることです。
否定するのではなく、肯定します。
大嫌いになるのではなく、大好きになります。

どうしても好きになれない宿命は、反面教師として受け入れる。

どうしても受け入れられない宿命があります。
・両親がいない事実
・離婚をしているという現実

身の回りの現実から、大切な学びを見つける。

突然ですが、わたくしごとを、1つ紹介します。
衝撃的な内容になりますが、お許しください。
私の祖父は、飛び降り自殺により、この世を去りました。

そもそもの性格は、受け止め方しだいで変わる。

私には、そもそも「せっかち」という性格があります。
特別な理由があって意識をしているわけではなく、幼いころからの当たり前の性格です。
生まれつきなのです。

変えられないということは、安定しているということ。

宿命は、変えられません。
これは言い換えれば「安定している」ということです。
自分で変えようと思っても変えられません。

宿命ほど、節約できることはない。

私は生まれつきのくせ毛です。
もともと、私の母方のおばあちゃんがくせ毛だったので、その遺伝ではないかと思います。
気になり始めたのは、中学1年生のころからです。

花の咲かないタネはないように、才能のない人間もいない。

花のタネには、誕生したその瞬間から、なるであろう将来の姿があらかじめ決められています。
バラのタネは、バラの花を咲かせます。
生まれつき、濃厚な香りを出すように成長することが、すでにもともとあります。

自分の性格は、恵まれた才能の1つである。

性格は、強い土台です。
親からの影響を受けたもの、友人やテレビからの影響を受けたものなどがあります。
しかし、一般的に性格は「遺伝的によるものが大きい」と言われます。

「変えよう」という発想から「ありのままを生かそう」という発想へ。

あらゆる宿命は、そもそも変えようがありません。
・人であること
・日本人であること

アンバランスこそ、自然の形。

パズルのピースには、出っ張っている部分とへこんでいる部分があります。
ピース1つだけに注目すると、アンバランスですね。
なぜこんな不自然な形をしているのだろうと思います。

宿命は、奪われることのない財産である。

宿命は、言い換えれば「お守り」と言えます。
「え? お守りって、あのお守りのこと」
はい、そうです。

なぜ人として生まれたのかは、誰にもわからない。

犬が、なぜ犬として生まれたかは、誰にもわかりません。
犬より、大脳が発達し、科学技術も進歩している人間にすらわかりません。
当然、犬ですら、なぜ自分が犬なのか、犬として生まれてきたのかはわかりません。

宿命は、あなたの生き方を教える道しるべ。

猫が猫として生まれてきたとき「自分は猫として生きるのだな」とわかります。
チューリップがチューリップとして生まれたとき「自分はチューリップとして生きるのだな」とわかります。
自分がどう生きるべきかは、自分の姿形、環境、状態などを見れば、おのずから見えてきます。

傷のついている宿命ほど、輝いている。

ダイヤモンドがなぜあれほど、きらきら輝いているのかというと、たくさんの傷がついているからです。
表面を顕微鏡で見ると、たくさんのカットにより、傷がつき、その傷により光を美しく反射します。
ダイヤモンドが丸くてつるつるしていると、水晶玉のように光の反射も鈍くなります。

傷のない宿命は、傷をつけるために行動しよう。

美しさのポイントは、傷です。
ダイヤモンドは傷があるからこそ、光を美しく反射できるようになります。
傷のついている宿命は、輝くダイヤモンドの原石です。

不自由さを持っている人ほど、幸せに気づくセンサーが敏感になっている。

生まれつきの不自由を持つことは「幸せに気づくセンサー」を持つことです。
もちろん五体満足の人にもセンサーはありますが、鈍感になっています。
当たり前にあることは、当然のことと思ってしまい、感謝を忘れ、日常で通りすぎてしまいます。

自分を褒めると、両親を褒めたことになる。
両親を褒めるためには、自分を褒めよう。

「この車、素晴らしいですね」
車を褒めれば、車だけでなく、作った人たちも同時に褒めたことになります。
素晴らしい車があるのは、素晴らしい人たちが素晴らしい技術で作った証拠です。

「できないこと」は、世の中にはあり得ない。

一度挑戦してできなかっただけで「できません。無理です。不可能です」という報告をする人がいます。
私は「できません」という返事は、この世の中、あり得ないと思っています。
一度挑戦してできなかったことは、もう一度挑戦すればいいだけです。

DNAの遺伝による宿命がある。

宿命の一部は、父と母から受け継がれます。
父と母が太っていると、生まれる子も太りやすいという統計があります。
視力の悪い親の間に生まれた子も、視力が悪くなりやすくなります。

「どれだけ長く生きたか」ではなく「どれだけ濃く生きたか」が大切。

重い病気を患っている子どもが、感じることや生きることの素晴らしさを文章につづり、多くの人の共感や感動を呼ぶことがあります。
生きている時間は、ほんの数年です。
しかし、その生きている間に、多くのことを成し遂げれば、短い一生であろうと、濃い人生だったと言えます。

神様はあなたに「中途半端さ」という宿題を与えた。

すべての人に共通していることは、完全な人間などいないということです。
つまり「みんな、中途半端な人間」ということです。
世界に80億人以上の人がいれば、1人くらいは神に匹敵する全知全能の人間がいてもおかしくありませんが、1人もいません。

愛を勉強するために、私たちは中途半端として生まれてきた。

すべての人間は、みんな、中途半端です。
いえ、人間だけではありません。
動物や植物をはじめ、すべての存在が、中途半端です。

本当の手本とは、親子関係がうまくいっている人のことをいう。

世の中にはたくさんの先生、手本が存在します。
学校の先生、校長先生、社長、モデル、有名人など、多くの人が手本にする立場に立っている人がいます。
しかし、気をつけておきたいことは、手本として立っている人が、必ずしも愛を学べていると言うわけではないということです。

傾いている振り子ほど、パワーが生まれる。

時計の振り子は、右へ左へと揺れ動きます。
振り子は大きく右へ振れるほど、次は左へと大きく揺れ動くことができます。
「元に戻ろうとする力」が働いているためです。

電車の乗り間違いをしていませんか。

あなたが、電車に乗ろうと急いでホームへ向かっていると、ピピピと電車のドアが閉まる音がしました。
「時間がない。早く乗らなきゃ!」
走る勢いのままに電車に乗って、何とかぎりぎり間に合い、ほっと一息をついていたときのことです。

余裕がなくなったときには、ひとまず足を止めてみよう。

たくさんの仕事、勉強、子育てなど、しなければいけないことに追われていると、自分を見失ってしまうときがあります。
「これではいけない」と思いながらも、どうしていいのかわかりません。
なぜわからないのかというと、走りながら考えているからです。

思いもよらない成り行きを、大切にしよう。

自然の成り行きは、チャンスです。
自分がこうしようと思わなくても、力がすでに働いているということは、神様からの「その道に進みなさい」という啓示です。
「思う成り行き」から「思いもしない成り行き」にスイッチしましょう。

「なぜ死ぬのか」という質問はナンセンス。
借りたものは返すのが当たり前。

「なぜ人は死ぬのですか」
こういう究極的な質問をする人がいます。
難しい質問に思えますが、シンプルに考えれば当然のことです。

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