花のタネには、誕生したその瞬間から、なるであろう将来の姿があらかじめ決められています。
バラのタネは、バラの花を咲かせます。
生まれつき、濃厚な香りを出すように成長することが、すでにもともとあります。
ヒマワリのタネは、ヒマワリの花を咲かせます。
生まれつき、高く大きく成長するであろうことが、あらかじめインプットされています。
生まれつきある素質は、花の話だけではなく、人間にも当てはまります。
自分の宿命は、すべてそれにあたります。
たとえば「頑張らなくてもできること」です。
バラの花は頑張らなくてもバラの花になれ、ヒマワリの花は頑張らなくてもヒマワリに成長できます。
「なろう!」と思わなくても、自然とそうなってしまいますよね。
あなたにも「頑張らなくてもできること」があるはずです。
「そんなまさか。あるはずがない!」
いいえ、ないとは言わせません。
それはただ気づいていないだけです。
花の咲かないタネはないように、才能のない人間もいません。
自分の才能にまだ気づいていない、出会っていない状態です。
早い時期に自分の才能に気づき、開花させる人もいれば、一生気づかないまま終わってしまう人もいます。
自分の生まれてきた理由、宿命を見つけることで、気づき、生かしていくのです。