重い病気を患っている子どもが、感じることや生きることの素晴らしさを文章につづり、多くの人の共感や感動を呼ぶことがあります。
生きている時間は、ほんの数年です。
しかし、その生きている間に、多くのことを成し遂げれば、短い一生であろうと、濃い人生だったと言えます。
人生は、ただ長く生きればいいわけではありません。
長く生きていても、人の役にも、社会の役にも立たない生き方では、むなしいことです。
あなたは「自分を生かす」という宿命があります。
植物、動物も含めてすべてです。
なぜ生まれてきたのかというと「誰かの、何かの、役立つため」です。
大げさなことである必要はありません。
自分にできることを精いっぱいの仕事をすることで、誰かの何かの役に立つのです。
それが、生まれている間にする仕事であり、宿命です。
仕事とは「神(天)に仕える事」と書きます。
誰かの役に立つために仕え、そのために生まれてきたわけです。
太陽のように自分が輝き、同時に誰かを明るく照らすためにいるわけです。
生きている間に大切なことは「いかに長く生きるか」ではありません。
「いかに濃く生きるか」です。
たとえ短い一生でもかまいませんから、その命を役立つよう生かすことで、人生も生きてくるのです。