犬が、なぜ犬として生まれたかは、誰にもわかりません。
犬より、大脳が発達し、科学技術も進歩している人間にすらわかりません。
当然、犬ですら、なぜ自分が犬なのか、犬として生まれてきたのかはわかりません。
ただわかることは、犬として生まれた瞬間から、犬として生きることが決定されているということです。
変えようがないということです。
タンポポのタネは、なぜタンポポとして生まれたかは、誰にもわかりません。
タンポポにはない、脳を持っている人間にとっても、わかりません。
当然、タンポポですら、なぜ自分がタンポポなのか、タンポポとして生まれてきたのかはわかりません。
ただわかることは、タンポポとして生まれた瞬間から、タンポポとして生きることが決定されていることです。
「その宿命に従うしか道はない」ということです。
人間も同じです。
なぜ人間として生まれたのかは誰にもわかりません。
人間ですら、なぜ自分が人間なのか、人間として生まれてきたのかはわかりません。
ただわかることは、人間として生まれた瞬間から、人間として生きることが決定されていると言うことです。
生まれたときからあらかじめ決められている人種、家族構成、自分の性別、顔形など、なぜそうなのかはわかりません。
ただ犬が犬として生まれた宿命に従い、タンポポがタンポポとして生まれてきた宿命に素直に従って生きています。
人間も人間として生まれてきた宿命に素直に従うことが大切です。
自分の生まれ持っている宿命に誇りを持ち、自信を持って生きることが、天命を全うするということなのです。