試験に落ちたとき、神様のせいにする人がいます。
「あんなに一生懸命祈ったのに試験に落ちてしまった。神様のせいだ」と。
これは誤解です。
試験に落ちたのは神様のせいではありません。
自分の努力不足です。
勉強が足りず、試験の合格ラインに達しかなかっただけです。
きちんと勉強して、十分な学力を身につければ、試験は合格します。
ダイエットに失敗したとき、神様のせいにする人がいます。
「あんなに一生懸命頑張ったのに痩せなかった。神様のせいだ」と。
これも誤解です。
痩せなかったのも神様のせいではありません。
自分の努力不足です。
相変わらず食べ過ぎているせいです。
食べていないと思っても、必ずどこかで食べています。
きちんと運動や食事制限を心がければ、痩せます。
何でもかんでも神様のせいにしては、神様も迷惑です。
神様にできることは限られます。
運に関係することなら、神頼みも意味があるかもしれません。
才能が関係していることなら、努力とはいえ、限界があるのも事実です。
しかし、受験もダイエットも、運や才能ではなく、努力です。
神様にお願いしなくても、自分が努力すればできることです。
しっかり勉強をすれば、試験に合格します。
きちんとダイエットを頑張れば、痩せます。
それだけのことです。
運や才能が関係しているなら別ですが、勉強もダイエットも、運や才能ではなく、努力が物を言います。
努力をしていても結果が出ないなら、工夫が足りないか、努力の方向が間違っているかです。
正しい方向で努力して、圧倒的な工夫があれば、結果は出ます。
努力で何とかなることは、神様に頼るより、ひたすら努力するのが一番。
たとえ運が関係していることであっても、できることがあるはずです。
雨に備えて傘を準備することも、電車遅延や交通渋滞に備えて早めに家を出ることも、有効な対策の1つです。
少々運が悪いことがあったとしても、備えによってカバーできます。
これが「自分で道を切り開く」ということです。
祈る暇があれば、努力をしましょう。
万一が心配なら、備えましょう。
努力、努力、また努力。
努力すれば、願いは叶うのです。