執筆者:水口貴博

仕事が速く完璧にできる人になる30の方法

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理解をさせる側ではなく、理解をする側に回ること。

理解をさせる側ではなく、理解をする側に回ること。 | 仕事が速く完璧にできる人になる30の方法

お互いに理解をさせようとする人たちが集まる職場では、いつも喧嘩が絶えません。

「私が言いたいことは、こういうことだ!」

「違う。あなたは間違っている。私が正しい!」

「私の言うことを聞けば、うまくいく!」

「あなたより、私の意見のほうがいい!」

会議や話し合いでは、こうしたやりとりをしばしば目にします。

相手の意見をねじ伏せて、自分の意見を突き通そうとする姿勢です。

たしかに会議や話は活性化されるでしょうが、こうした姿勢は攻撃的でお互いの反発を生み出します。

話し合いの後は、喧嘩別れなんてことも、しばしばです。

みんなで協力する仕事なら、なおさら、みんなの意見を取り入れながら進めたいですよね。

仕事をするのは「人」です。

人の感情を攻撃的にさせたり、モチベーションを下げたりするような仕事の進め方は、チームワークを崩します。

スピードを落とし、質も下げてしまいます。

団結力のためには「理解させようとする姿勢」より「理解しようとする姿勢」が必要なのです。

「鈴木さんの意見を取り入れて、こういうふうに変更しました」

「最近、佐藤さんの体調が優れないようだから、このように進めよう」

「斉藤さんには、斉藤さんの得意な仕事を担当してもらおう」

「スケジュールを変更したいけど、西村さんの都合はいかがですか」

どうでしょうか。

理解をさせるより、相手の体調や性格を理解しながら進める仕事は、モチベーションの向上につながり、やりがいが出てきます。

自分のことを理解してスケジュールを組み立ててもらうと「ぜひ、その親切には応えたい」と思うものです。

また「私も、もっと相手のことを考えて行動しなければ」という意識の向上にもつながります。

自分だけが正しいと思っていませんか。

あなたは正しいかもしれませんが、相手のことを理解しようとする姿勢が欠けているうちは、本当に正しいとは言えないのです。

仕事が速く完璧にできる人になる方法(22)
  • 理解する側に、回る。
「この人といると成長できる」という人に、しがみついていこう。

仕事が速く完璧にできる人になる30の方法

  1. 上司に言われた衝撃の一言。
    「速く完璧にしなさい」
  2. 経験量が、仕事の質を上げる。
  3. メモを取ることが、スピードと質を上げるポイント。
  4. ノウハウを、惜しみなくプレゼントしよう。
  5. 腰が低い人ほど、仕事ができるようになる。
  6. 議事録は、すべてを書こうと努力する。
  7. 仕事をたくさん抱えているときは、メモを作って、デスクに張る。
  8. 感謝をする人が、感謝をされる。
  9. 大きな仕事は、午前中に行うほうがいい。
  10. 部下に教える時間は、将来への投資時間。
  11. 返事の速いメールほど、熱意を感じる瞬間はない。
  12. 「人間改善」より「システム改善」がポイント。
  13. 気が利く人は、目立たないけど、重要な存在となる。
  14. 言葉遣い1つによって、仕事の質が大きく変わる。
  15. スピードが速く、質の高い仕事のためには、できるかぎり少人数のほうがいい。
  16. 仕事を真面目にしない。
  17. メールだけに頼らない。
    直接会って、話をしよう。
  18. 臨機応変の正体は、暗記だった。
  19. 「君、お前、あんた」は禁句。
    きちんと名前を使って呼ぶこと。
  20. 「即断、即決」は、仕事のスピードと質を高める。
  21. 本番で仕事が決まるのではない。
    準備段階ですでに勝負がついている。
  22. 理解をさせる側ではなく、理解をする側に回ること。
  23. 「この人といると成長できる」という人に、しがみついていこう。
  24. 他人を変えるのではなく、まず先に自分が変わる。
  25. 初めて経験する仕事に対しては、必ず不安が発生するもの。
  26. 「自分には関係ない」は、禁句。
  27. 長時間の仕事のために、補強ツールを用意する。
  28. 喜びの声を共有すると、モチベーションアップにつながる。
  29. 「できない、無理、不可能」は、禁句にしよう。
  30. 助けると、助けられるようになる。

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