名前が使われない職場は、喧嘩の多い職場です。
名前を使わないと、職場の雰囲気がどんどん悪くなります。
「おい、君、ちょっと話がある」
「お前、これをしておきなさい」
「あんたが先に言ったんでしょ」
こうした「君、お前、あんた」という言葉は、相手を軽蔑した品のない呼び方です。
こんな呼ばれ方をして、誰が気持ちよく思うでしょうか。
聞いているだけでも、気分が悪くなってしまいますよね。
口にする本人は、こんな言い方がかっこいいと思っています。
偉そうに言うことで、かっこつけ、自分の地位をひけらかそうとしています。
しかし、かっこつけて偉そうに呼べば呼ぶほど、仲間から反発されるようになり、嫌われます。
相手には、しっかり名前があります。
「君、お前、あんた」のような代替えの呼び方をするのではなく、しっかり相手の名前を呼ぶようにしないといけないのです。
「鈴木さん、お願いがあるんだけど」
「中川さん、これ、見てもらえるかな」
「佐藤さんは、これ得意だよね」
相手の名字に敬称をつけて話すだけでも、響きがよくなります。
相手の呼び方を注意するのも、仕事の1つです。