執筆者:水口貴博

苦手な上司との30の付き合い方

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回り道を進んでできる人が、強くなる。

回り道を進んでできる人が、強くなる。 | 苦手な上司との30の付き合い方

仕事をしていると、必ずしも一番効率のいい方法で仕事を進めていけるとは限りません。

時として、回り道になるような効率の悪い方法で仕事をさせられることもあります。

自分より年上の先輩である上司だからとはいえ、一番効率のいい方法を知っているとは限らないのです。

だからとはいえ、自分のやり方でやっていると、上司に目をつけられます。

「なぜ俺の方法でやらないのか」と指導を受けるでしょう。

自分の方法が正しいと言えば、上司の機嫌は悪くなり、人間関係のひびになる場合があります。

これが、人間関係の難しさです。

効率がいい方法があるにもかかわらず、言えず、それをさせてもらえない矛盾が、社会ではよく起こります。

こんなときには、にこにこしながら回り道になる選択肢を選んでいくほうが賢い選択となります。

効率の悪い仕事でもかまいません。

学校では、1を足して1を引けば、0になります。

しかし、社会では、1を足して1を引けば、2となってしまうのです。

大切なことは、どのくらい前に進めたのかではなく、どれだけ歩数を踏むことができたかです。

経験量を増やすことで、仕事の力が鍛えられます。

散歩と同じです。

近くのスーパーに買い物に行くとき、車より歩くほうが、時間はかかっても、足腰が鍛えられます。

歩いて鍛えられたフットワークは、散歩だけでなく、生活のいろいろな場面の体力として、大きな支えになるでしょう。

仕事にもまったく同じことが言えます。

回り道になるような、効率の悪い仕事でも、効率が悪いようで、実は効率がいいのです。

回り道のような仕事をしているほうが、仕事に対する体力を身につけることができ、社会人生活の体力の基盤になるのです。

苦手な上司との付き合い方(21)
  • 無駄な回り道を進んでやる。
礼儀やマナーも、仕事の1つだ。

苦手な上司との30の付き合い方

  1. 宝くじのように、厄介な上司に大当たりしてみよう。
  2. 仕事の楽しさは、人間関係で決まる。
  3. 「何をするか」より「誰とするか」のほうが大切。
  4. 尊敬できることを見つけることが、うまくやっていくためのポイント。
  5. 「勉強になりました」は、相手のためにも自分のためにもなる。
  6. 間違ってもいいから、自分なりに考えて答えを出す。
  7. 挨拶は、まず自分から。
  8. 上司からの叱責を、必要以上に重く受け止めない。
  9. お土産が、上司との心の距離を縮めていく。
  10. 上司は、あなたがどれだけ一生懸命にやっているかを見ている。
  11. 上司は嫌われるのが仕事。
    それを理解しておこう。
  12. 上司は犬と同じ。
    逃げれば逃げるほど、噛みついてくる。
  13. 嫌な人からは、反面教師として学びを得よう。
  14. 仲良くなるためのアプローチは、まず自分から。
  15. 忘れられないお説教が、あなたの人生を変える。
  16. 手柄を上司にプレゼントをすると、上司と自分の両方の株が上がる。
  17. 部下は上司を引き立てるために存在する。
  18. 口で言うより、まず行動で示す。
  19. つまらない仕事をしないと、本当のチャンスは与えられない。
  20. 上司を楽しませることも、あなたの仕事の1つ。
  21. 回り道を進んでできる人が、強くなる。
  22. 礼儀やマナーも、仕事の1つだ。
  23. 甘えることも、仕事のうち。
  24. 上司を変えるより、自分が変わろう。
  25. ホウレンソウは、人間関係の潤滑油として活用する。
  26. 上司の自慢話や武勇伝は、驚くリアクションで対応すればいい。
  27. 小さなトラブルでも、隠さず報告しよう。
  28. 日頃から行っている練習のときこそ、本気になる。
  29. 性格を、しっかり把握する。
  30. すべての出会いを生かそう。

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