頑張り屋の人は、やりすぎる傾向があります。
「まだまだ」「もっともっと」となりがちです。
納得がいくまで、とことん突き詰めます。
100点満点を目指して頑張ろうとします。
長時間労働になりがちで、あまり休もうとしないのです。
仕事に対する姿勢は素晴らしいのですが、ここに落とし穴があります。
完璧には終わりがありません。
「まだまだ」「もっともっと」と思っていると、いつまで経っても漏れや不足があるように思え、納得できません。
労力や時間が延々と取られてしまい、終わりが見えません。
必要以上に頑張ることになります。
これは完璧主義者にありがちです。
すでに仕事は十分できているのに、終わろうとしないのです。
そんなときは「もうこの辺でいいんじゃない」と自分に声をかけてみませんか。
完璧を目指すといつまで経っても終わりが見えません。
大切なことは「完璧を目指すこと」ではなく「最善を尽くすこと」です。
最善を尽くしているなら、それでいいではありませんか。
少なくとも合格ラインをクリアしているなら、問題はないはずです。
頑張るのはいいですが、頑張りすぎないことが大切です。
人間には限界があります。
あまり無理が続くと、ダウンします。
「もうこの辺でいいんじゃない」と自分に声をかけると、はっとする感覚を覚え、冷静な思考を取り戻せます。
「たしかにそうだな。もう十分できているよね。これ以上頑張るのは現実ではないよね」と思えるのです。
すでに十分よくやっています。
やるべきことはやって、十分質が保たれているなら、誰も文句は言わないはずです。
仕事を終わらせるには、どこかで区切りをつけなければいけません。
「もうこの辺でいいんじゃない」の一言で自分を説得することも大切です。
上手に区切りをつけることで、次のステップに進めるのです。