公開日:2024年3月2日
執筆者:水口貴博

親切な人になる30の方法

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感謝の言葉がないときに考えられる、2つのパターンとは。

感謝の言葉がないときに考えられる、2つのパターンとは。 | 親切な人になる30の方法

親切をしたとき、普通は相手から感謝の言葉があります。

「ありがとうございます」という言葉があれば「喜んでもらえた」「親切をして良かった」と思うものですね。

ところが親切をしても、感謝の言葉も何もない、というケースがあります。

無言だったり、ノーリアクションだったりです。

なぜ感謝の言葉がないか。

理由は、大きく2つのケースが考えられます。

いずれのケースも、相手の態度や表情に注目することが欠かせません。

(ケース1)
余計なお節介だった

親切をすれば、何でも喜んでくれるとは限りません。

素っ気ない態度だったり、眉間にしわを寄せたりしているなら、余計なお節介だった可能性があります。

相手が「ありがた迷惑です」「余計なお節介です」とはっきり言ってくれるとは限りません。

困っている様子があるなら、余計なお節介だった可能性があると判断できます。

いつのまにか押しつけがましい親切になっているのかもしれません。

残念ですが、そういうときもあります。

親切は、相手の立場を想像し、相手がしてほしいことをするのが基本ですが、失敗することも多々あるもの。

態度や表情から喜んでいない様子がうかがえるなら、今後同じことをするのは控えるのがよいでしょう。

(ケース2)
感謝の言葉を口にするのが苦手だから

2つ目のケースとしては「感謝の言葉を口にするのが苦手」というケースもあります。

たとえば、シャイな性格で口に出して言えないというケースです。

相手は心の中で感謝はしていても、コミュ障だったり恥ずかしがり屋だったりなど、うまく言えない人もいます。

また、感謝の習慣がなかったり、単に礼儀知らずだったりというケースも考えられます。

世の中には「ありがとうございます」を素直に言わない人が少なからずいます。

「感謝したら負け」という考え方を持っている人もいます。

感謝するのが苦手な人であれば、感謝の言葉がないのも仕方ありません。

あまり深く考えず「そういう人なんだね」「こういうこともあるよね」と思えばいいでしょう。

親切をしたとき、軽く会釈や笑みの表情があるなど、嫌がる様子がないなら、少なくとも迷惑には感じていないと判断できます。

迷惑がっている様子がないなら、今度も親切は続けるのがいいでしょう。

感謝の言葉がないとき、腹を立てるのは良くありません。

親切は、見返りを求めず、相手のためにするものです。

親切をするときに大切なのは、純粋に相手を思いやる気持ちです。

純粋に相手を思いやる気持ちがあれば、感謝の言葉があろうとなかろうと、嫌な気持ちにはなりません。

感謝の言葉がなければ、自分で自分を認める声をかけるでしょう。

「良いことをした」と思えばいいのです。

人から感謝されなくても、心を充足させることができます。

親切は良いことであるのは間違いありません。

感謝のことがないなら、自分で自分を認め、今後も引き続き親切を続けていきましょう。

いずれにせよ、態度や表情から、その理由を読み解くことが大切です。

感謝の言葉がないとき、その理由を考えてみる機会にするといいでしょう。

非言語コミュニケーションを磨くトレーニングにもなるのです。

親切な人になる方法(21)
  • 感謝の言葉がなくても、腹を立てない。
  • 困っている様子が見られるなら、余計なお節介だった可能性があると判断して、今後は控える。
  • 特に困っている様子がないなら「良いことをした」と思い、自分で自分を認める声をかける。
困っていない人に親切を強要するのはNG。

親切な人になる30の方法

  1. 親切な人には「親切な行為」がある。
  2. 過去に受けた親切を思い出せば、おのずと親切心が養われる。
  3. 親切な行動だけでなく、親切な声がけも心がけていこう。
  4. 親切な人になるのに、時間はかからない。
  5. 余裕がなければ、親切をしたくてもできない。
  6. 親切をしようか迷ったら、する。
  7. 親切をしようか迷うだけでも素晴らしい。
  8. 見返りを求めた行動は、親切の価値が半減する。
  9. 「自分がしたいこと」ではなく「相手がしてほしいこと」。
  10. 親切を恥ずかしがる必要はない。
  11. 「よかったら」というクッション言葉を使えば、ありがた迷惑になる心配はない。
  12. 「席を譲るのは、妊婦や年配者だけ」と思い込んでいませんか。
  13. 丁寧にわかりやすく教えることも、素晴らしい親切の1つ。
  14. 相手によって親切の接し方に差をつけるのはNG。
  15. 優しく見守ることも、親切の1つ。
  16. 「正しいこと、親切なこと。
    選ぶなら親切なことを」
  17. 親切の印象がますます良くなる、3つのポイント。
  18. 感謝されないことに腹が立つのは、見返りを求めているからだ。
  19. 不必要な親切に、まず何と答えるのか。
  20. 親切な人には、親切な人が集まる。
  21. 感謝の言葉がないときに考えられる、2つのパターンとは。
  22. 困っていない人に親切を強要するのはNG。
  23. 自己満足の親切は、ありがた迷惑になりがち。
  24. 親切を断られたら、素直に引き下がることが大切。
  25. 親切を断られたからといって、親切の習慣をやめる必要はない。
  26. 親切は、お休みすることもあっていい。
  27. 親切の習慣がなくならないように注意する。
  28. 親切の形は無限にある。
  29. 「親切をされることが多い」と思ったときに気づいてほしいこと。
  30. 今日、誰かに親切をしましたか。

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