あなたは、お礼をきちんと伝えているでしょうか。
礼儀正しいあなたなら、いつも丁寧にお礼を伝えているに違いありません。
人から親切があるたびに「ありがとうございます」とお礼を伝えていることでしょう。
では、漏れなく100パーセントお礼を伝えることができているかというと、どうでしょうか。
人は「うっかり」のある生き物です。
ぼんやりして言い忘れることもあれば、忙しくて言い忘れることもあるでしょう。
ちょっと面倒な気持ちがあってスルーすることもあるかもしれません。
思い出のアルバムを振り返ったり、スマホの中にある写真を眺めたりしてみてください。
日記をつけているなら、適当にページを開いて読み返してみるといいでしょう。
お礼をきちんと伝えつつも、うっかり言い忘れているお礼が1つくらいあるのではないでしょうか。
「そういえばこのときのお礼をまだ言っていない」
心当たりがあれば、善は急げです。
「今さら遅い」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
お礼に時効はありません。
昔の出来事は、今でも有効です。
相手の立場になって考えてみてください。
昔の出来事のお礼であっても、嬉しく感じるもの。
律義な印象を受け、感銘を覚えるのではないでしょうか。
だからお礼を伝えるのです。
伝えないでいるより、きちんと伝えたほうがいい。
遅くなったとしても、きちんと伝えるに越したことはありません。
物理的に会いに行けるなら、会いに行ってお礼を伝えましょう。
物理的に会えないなら、手紙・電話・メールという手段があります。
相手の連絡先を知っているなら、伝えるチャンスはあります。
「少し遅くなりましたが、あのときはありがとうございました」
「突然ですが、先日の○○の件では大変お世話になりました」
丁寧にお礼を言うことは、丁寧に人生を生きることになります。
言い忘れていたお礼を言うことは、素晴らしい行いです。
言い忘れていたお礼を言うあなたも、素晴らしいのです。