執筆者:水口貴博

言葉遣いがうまくなる30のマナー

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1回目のお礼は、社交辞令。2回目からが、本当のお礼。

1回目のお礼は、社交辞令。2回目からが、本当のお礼。 | 言葉遣いがうまくなる30のマナー

感謝は、1回目は、本当のお礼になりません。

もちろんお世話になったときに「ありがとうございます」とお礼を言うのは、素晴らしいことです。

お礼の習慣を続けましょう。

ただし「感謝は1回すれば十分だろう」と思っているなら、誤解があります。

1回では、不十分です。

1回目のお礼は、社交辞令だからです。

お礼と言えばお礼ですが、決まり文句として、口にしているような印象があります。

どうしても1回のお礼だけでは、心から感謝する様子は伝えにくいのです。

お礼は、2回目からが本番です。

タイミングをずらして、2回目のお礼を言いましょう。

レストランで食事をおごってもらったときは、店を出たタイミングだけでなく、別れるタイミングでもお礼を言います。

翌日に会ったときも「昨日はありがとうございました」とお礼を言います。

1週間後にも「先日はありがとうございました」と言います。

「しつこいのではないか」という心配は、不要です。

お礼は、2回目からが本番ですから、このくらいでちょうどいいのです。

言葉遣いがうまくなるマナー(22)
  • 2回目からが、本当のお礼だと、考える。
名前を紹介されたときの、ベストの返事。

言葉遣いがうまくなる30のマナー

  1. メールの送信ボックスは、自分の言葉遣いを客観視できるところ。
  2. 初対面は、試験と同じ。
    うっかり名前を忘れると、0点になる。
  3. 発する言葉が美しければ、戻ってくる言葉も美しくなる。
  4. 嫌いな人の話題を、わざわざ自分から出す必要はない。
  5. 「考え方が間違っている」と言われたときの対処方法。
  6. 「No」より「No, Thank you.」。
  7. 会話はキャッチボールと同じ。
    投げるときより、受け止めるときが、気持ちいい。
  8. 努力を侮辱されたときに、言い返したい魔法の言葉。
  9. 口論の真の勝ち方とは、言い負かすことではない。
    相手から共感や同意を得ること。
  10. 人間関係は、出前と同じ。
    好かれるのは、せかす人より、気遣う人。
  11. 「ありがとうございます」という場面の多くは「いつもありがとうございます」とも言える。
  12. 「いつもありがとうございます」と言われたとき、どう返事をしていますか。
  13. 肯定の言葉ほど、強く言う。
    否定の言葉ほど、優しく言う。
  14. 誤解されたとき、慌てないことが大切。
  15. お礼を言う場面で「すみません」と謝っていませんか。
  16. 疑う言葉が口癖になっていると、人間関係で損をする。
  17. 命令のアドバイスは、嫌われる。
    提案のアドバイスが、愛される。
  18. 自慢話をたっぷり聞くと、人付き合いの運が向上する。
  19. 長話でも、相手をいらいらさせない工夫。
  20. 難しい話が登場したときのうまい返事の仕方。
  21. 興味をそそる前置きをすると、楽しく話を聞いてもらえるようになる。
  22. 1回目のお礼は、社交辞令。
    2回目からが、本当のお礼。
  23. 名前を紹介されたときの、ベストの返事。
  24. 会話で勝とうとする人は、相手から嫌がられる。
  25. 名前を聞かれたとき、名字だけで答えていませんか。
  26. 気の利いた言葉を考えないほうが、気の利いた言葉が出る。
  27. 故事・ことわざ・四字熟語を、会話に含めすぎない。
  28. 無意識のうちに「調子が悪い」という答え方をしていませんか。
  29. 「聞かせてもらう態度」があれば、言葉遣いは自然とよくなる。
  30. ぼけっと口を開けたまま聞いているだけでは、耳から入った話が、口から抜けていく。

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