「指は体の外に出た脳」ともいわれています。
積極的に指を動かすことで、脳の働きが良くなることが医学的に証明されています。
日頃から指を使っていると認知症の予防につながることがわかっています。
作家・ピアニスト・バイオリニストなど、日頃から積極的に指を使っている人にぼける人が少ないのはそのためです。
指の体操は、頭の体操になります。
「指の体操」と聞くと、高齢者がするイメージを浮かべるかもしれませんが、その限りではありません。
指の体操は気晴らしや暇つぶしとして役立ち、すべての人におすすめできます。
指の体操はどうすればいいのでしょうか。
定番は「指回し体操」です。
まず両手の5本の指で半球を作ります。
次に半球になった両手の指先を互いにくっつけます。
そこから互いの指が触れないようにくるくる回していきましょう。
これを親指から小指まで順番にやっていきます。
特に薬指は難しいですが、少しくらい指が触れてもいいのでできる範囲で回してみましょう。
さて、指の体操にはそのほかにもいくつかあるので以下にご紹介します。
無理をしないよう軽く力を入れる程度で十分です。
指の体操をすることで、指の機能向上にもつながります。
積極的に指の筋肉を使うことになり、指先の凝りがほぐれたり指の柔軟性が高まったりします。
しばらく手の体操を続けると、手の血行が良くなって、手のひらがぽかぽか温まってくるでしょう。
道具は必要ないので、思い立ったときいつでもすぐできます。
指の体操はデスクの上でもできるので、気晴らし・暇つぶしをしたいとき、小まめにやるといいでしょう。
指の体操をしていると、気持ちもほぐれていき、リラックスできるでしょう。
楽器を演奏できるなら、得意の曲を披露してみましょう。
ギター、ピアノ、バイオリン、フルート、ウクレレなど、楽器を使うものはすべて器用に指を動かすことになります。
指の体操になると同時に、自分で弾いたメロディーを楽しむこともできるので楽しくリラックスできるでしょう。
20世紀の天才物理学者アインシュタインは、研究が行き詰まったとき、得意のバイオリンを弾いていたことは有名な話です。
そしてバイオリンを弾くと、不思議と解が得られることも多かったといわれています。
楽器を弾くことは、指の体操や頭の体操はもちろん、美しい音楽を楽しむこともできて素晴らしいのです。