料理では、香りも重要です。
「おいしそうな香り」という言葉があります。
いい香りを嗅げば、食欲が湧いてくることがありますね。
食欲が湧くことで、より料理がおいしくいただけます。
そのため、一流と呼ばれる料理人ほど、香りにも気を使って料理を作っています。
いかに客人の食欲をそそり、いかにおいしく食べてもらおうかと、料理人は日夜、試行錯誤を繰り返しているのです。
料理の値段が高いのは、見えない努力への対価が含まれているからです。
レストランでは、香水やオーデコロンはふさわしくありません。
香水くらいいいではないかと思いますが、よくありません。
食事中は、食事の香りを楽しむものです。
そのとき香水の香りがあると、食欲が減退したり気分が悪くなったりなど、悪影響を及ぼすことがあるのです。
自分がいい香りだと思っても、ほかの人が同様に感じるとは限りません。
あらかじめレストランに行くとわかっているなら、香水は弱めにしましょう。
場合によっては、香水はつけなくてもいいくらいです。
香水をつけなくて失礼にはなることはありませんが、香水が強すぎて失礼になることはあります。