食べ物の贈り物をいただくことがあります。
ハム、ソーセージ、お菓子類などです。
お土産・お歳暮・お中元など、人から食べ物の贈り物をいただく機会があるでしょう。
このときよくあることがあります。
「ありがとうございます」だけで終わっていることが多い。
もちろんお礼を言うのはいいことですが、それだけで終わっては物足りません。
心がけておきたいマナーがあります。
後日でいいので、食べた感想をきちんと伝えましょう。
贈った側は、その後「口に合ったかな」とどきどきしています。
食には好みがあるのでちょっと気を遣うところです。
甘いもの好きとわかっていても、中には苦手な甘みがあることが少なくありません。
何も感想がないと「気に入らなかったのかな」「口に合わなかったのではないか」と不安になるところです。
だからこそ感想を言ってもらえると、ほっと安心できます。
初めて感じた味であれば「初めて感じる味だった」と言えばOKです。
込み入った感想を言う必要はなく、シンプルな一言でいいのです。
「おいしかった」
何か一言でもいいので、感想があると安心できるでしょう。
もう少し詳しく感想を述べると、さらに喜ばれます。
味だけでなく、見た目・食感・印象にフォーカスを当て、具体的な感想を伝えましょう。
「柔らかくて食べやすかった」
「さくさくした食感がよかった」
「中がふわふわしていたね」
「一口サイズで食べやすかった」
「かわいい形のお菓子でした」
「面白い絵柄で楽しめました」
「パッケージがおしゃれでしたね」
具体的な感想を言うと「気に入ってもらえてよかった」と喜んでくれるでしょう。
機会があれば、同じ食べ物や似たような食べ物を贈っていただけるかもしれません。
もし苦手な味であれば、ストレートに言うのではなく、表現を工夫しましょう。
「まずい」「おいしくない」と言うのではなく「面白い味」「変わった味」といった言い方にすればいいでしょう。
相手の好意を傷つけないよう、オブラートに包んだ言い方をすることが大切です。
3日後でも1週間後でもかまいません。
相手は「今か今か」と感想を聞きたがっているに違いありません。
もし会う機会がなければ、メールや電話で伝えてもOKです。
少し遅くなってもいいので、ぜひ感想を伝えましょう。
感想を言うことが、一番のお礼です。