「出会いがない」と嘆いている人がいます。
「最近、出会いがない」
「社会人になってから出会いが減った」
「どうして私には出会いがないのだろう」
「出会い運がないのかな?」
「縁結びの神様に見捨てられたのかな?」
特に学校を卒業して社会人として働き始めると、驚くほど出会いが減ります。
出会いが少ない悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
ここで気づいてほしいことがあります。
「出会いがない」と嘆いていますが、物理的に人が減っているわけではありません。
地球の人口がわずかであれば、出会えないのもわかります。
物理的に人の数が少ないなら、出会う確率も低くなるでしょう。
しかし、現実は違います。
地球の人口は、80億人を超えています。
ものすごい人の数であり、人口は今も増え続けています。
あなたの1日を振り返ってみてください。
外出すれば、嫌でも誰かとすれ違うはずです。
ビジネスでもプライベートでも、人と接する生活を送っているでしょう。
あらためて考えると、普段から人に囲まれた生活を送っているはずです。
山奥の寂れた田舎でもないかぎり、人を会ったりすれ違ったりすることがあるはずです。
日常に人があふれているにもかかわらず「出会いがない」というのは不自然です。
この現実に気づくことが大切です。
出会いがないのではありません。
「出会いがない」というのは幻想です。
錯覚であり、誤った思い込みです。
出会いに行っていないだけなのです。
「出会いがない」という悩みを持つ人のほとんどは、出会いに行っていないだけです。
学生時代は、学年が上がるごとにクラス替えがあって、自然と出会いの機会に恵まれました。
進学したり部活やアルバイトを始めたりしたときも、新しい出会いに恵まれました。
ところが学校を卒業してからは違います。
学校を卒業して働き始めると「固定的な人間関係」が多くなります。
職場のメンバーはなかなか入れ替わらず、取引先も似たような顔ぶれです。
人の入れ替えがないわけではありませんが、大幅に減ります。
意識的に出会いに行かなければ、なかなか出会えません。
仕事で出会うこともありますが、職場や取引先など限られた範囲です。
転勤や人事異動のある会社もありますが、それだけに頼らないことです。
人のいるところに行くから出会えるのであって、自然の流れに任せていては、なかなかいい出会いに恵まれません。
出会いがないならどうすればいいか。
「出会いがないなら、出会いに行く」
シンプルですが、これに勝る方法はありません。
「出会いがない」と嘆いているなら、出会いに行っていない自分に気づくことです。
その気になれば、出会いがない悩みなんて簡単に解決します。
「出会いがない」という悩みは、やるだけのことをやった人だけが言える弱音です。
まだ何もアクションを起こしていないのに「出会いがない」と嘆くのはナンセンスです。
自分から出会いの場に行き、積極的に話しかけてみてください。
話しかけられるのを待つのではなく、自分から話しかけることがポイントです。
今からでも出会いの場に行けば、出会いがない悩みは今日中に解決できるはずです。