「出会いがない私は、気の毒な人なのかもしれない」
出会いがないことを「気の毒なこと」と考える人がいるようです。
出会いがないと、孤独を感じることが増えるでしょう。
なかなか新しい出会いに恵まれないと、自分の魅力に疑問を感じることがあるかもしれません。
「自分に魅力がない。人が避けている」という錯覚を引き起こしがちです。
新しい出会いに恵まれない状態が続くと、将来に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
ここであらためて気づいておきたいことがあります。
出会いがないとはいえ、孤立無援というわけではないはずです。
普通に家族がいて、普通に友人がいて、普通に知り合いもいるでしょう。
会社であれば、上司・部下・同僚に囲まれているはずです。
出会いがないと孤立無援と錯覚しがちですが、人間関係に囲まれている状況なら不幸なことではありません。
今は新しい出会いがないのかもしれませんが、少なくとも、気の毒なことではありません。
出会いがないだけで、自分を気の毒と思わないことです。
自分のことを「気の毒な人」と思っていると、ますます気持ちが落ち込んでいきます。
哀れな雰囲気が漂って、不幸のどん底に落ち込んでしまい、本当に「気の毒な人」になってしまいます。
ただ出会いのない時期が続いているだけのことです。
不幸なことでもなければ、哀れなことでもないのです。
出会いがないのは、気の毒なことではありません。
発想を変えましょう。
出会いがないということは、言い換えれば「自分の時間がたっぷりある」ということです。
考え方によっては、恵まれたことと言えます。
ないことに目を向けるのではありません。
あることに目を向けてください。
ないことよりあることに目を向けるのは、幸せになる習慣です。
出会いがない代わりに、自由な時間はたっぷりあるはずです。
ないことよりあることに目を向けていれば「気の毒」という発想も出てこないはずです。
むしろ「恵まれたこと」「ラッキーなこと」といった発想ができるでしょう。
出会いがないとはいえ、今こうやって自分の時間がたっぷり持てることは、幸せなことなのです。
出会いがなくても落ち込まないでください。
出会いがないなら、そのおかげで得られている自分の時間に気づいてください。
自分の自由な時間を生かせば、やりたいことができるでしょう。
自分磨きの時間に充てるのもよし。
趣味を楽しむ時間に充てるのもよし。
むしろ出会いのない状況を生かして、大きな飛躍につなげましょう。
上手に時間を生かしていると、あるとき出会いに恵まれるのです。