「出会いは、数が大切」と考えがちです。
もちろん出会いは、数がなければ始まりません。
出会いがゼロなら、いい出会いもゼロです。
いい出会いをするためには、最低限の数が必要なのは間違いありません。
出会う人の数が多くなるにつれて、自分と合う人と出会う確率も上がります。
「できるだけたくさんの人と会いたい」
「とにかくたくさんの人と出会いたい」
「とりあえず手当たり次第に出会って行こう」
多くの出会いの中から「運命の人」と出会えることもあるでしょう。
意識的に出会いの数を増やそうと躍起になっている人も多いのではないでしょうか。
ここに落とし穴があります。
数が大切とはいえ、やみくもに数を求めすぎるのも考えもの。
「出会いは数がすべて」と躍起になると、かえって遠回りになるでしょう。
出会っても、気持ちが緩みます。
数を求めると、出会いに安易な気持ちが生まれ、相手への敬意や誠意が低下します。
するとどうなるか。
出会うことが「流れ作業」になるのです。
数が多くなるにつれて気持ちが緩み、いい加減な気持ちになってしまいます。
掘り出し物を見つける感覚になり、雑で乱暴なコミュニケーションになります。
ちょっとうまくいかないと「また新しい人と出会えばいい」と思ってしまいます。
関係がうまくいっていたとしても「もっといい人がいるのではないか」と浮気心も出てきます。
つまり、軽い出会い・軽い付き合いになりやすいのです。
たとえ多くの人と知り合えても、今度は別の問題が浮上します。
それは「関係維持に苦労する」ということです。
10人と出会って、10人と連絡を取り合うと、それだけ時間も労力もかかります。
100人と出会って知り合うと、100人と連絡を取り合うだけで、膨大な時間を消費するでしょう。
たしかに数は大切ですが「ただたくさんの人と出会えばいい」という考えは安易なのです。
出会いで大切なのは、数ではありません。
質です。
出会いの数は少なくてもいいので、質を重視しながら数を絞ることが大切です。
時間をかけて、1人ずつ出会い、真剣に向き合います。
きちんと相手の話に耳を傾け、丁寧に自分のことを伝え、真剣なコミュニケーションを交わします。
時間をかけて、お互いを理解し合うことです。
質の高い出会いがしたいなら、能動的なアクションを起こしましょう。
「自分から積極的に働きかける」ということです。
自然に出会うのを待つのではなく、自ら出会いのきっかけを作り出すことです。
会いたい人がいれば、自分から会いに行きましょう。
会いたい気持ちは、常に正解です。
会いたい人に会って面識ができれば、そこから新しい人生が始まります。
信頼できる人から紹介してもらうのもいいでしょう。
紹介してもらって会えると、紹介者の信用があるので、比較的早く仲良くなれます。
仲介を通して出会うのも悪くありません。
少し手間暇はかかりますが、質の高い出会いを実現できるでしょう。
仲介を通すと、2人の相性を把握したうえで紹介してくれるので、質の高い人と出会いやすくなります。
街コンや婚活パーティーに参加するなら、無料より有料のもののほうがいいでしょう。
きちんとお金を払っているのは、真剣な気持ちがある証拠です。
費用はかかりますが、良質な出会いを実現しやすいでしょう。
質を求めた出会いは、お金や手間暇がかかりますが、それだけの価値はあります。
もったいない気持ちもあるかもしれませんが、誤解しないでください。
素晴らしい出会いには本来、お金や手間暇がかかるもの。
また、お金も時間もかけるべきです。
出会っても、その場かぎりになる可能性もありますが、少なくとも質を求めた姿勢は間違っていません。
いずれ自分にとって運命の人と出会えるのです。