物事を難しく考えていませんか。
難しく考えることが癖になっていませんか。
幸せな人になりたいなら、複雑に考えないことが大切です。
もちろん複雑に考えることが必要な場面もあります。
たとえば、失敗が許されない仕事では、複雑に考えることが必要です。
絶対失敗することがないよう、深く考えて、あらゆる可能性を探ります。
起こりうる展開を予想するから、予防や対策を考えることができます。
また、勉強においても複雑に考えなければいけない場面の1つでしょう。
学力や能力を上げるため、難しい問題に取り組みます。
難しい問題では、当然難しく考えることが要求されるでしょう。
複雑に考えてこそ、思考力が鍛えられます。
たしかに現実では、複雑に考えなければいけない場面があるのは事実です。
しかし、そうした場合を除き、何でも複雑に考えるのはよくありません。
私たちは、複雑に考えれば考えるほど、ネガティブな感情が生まれるようにできているからです。
難しく考えるにつれて、悪い予感がするようになり、不安が生まれます。
「何だか不安だからやめておこう」ということになり、結局行動しなくなります。
映画を見るとき、複雑に考えると、かえって楽しめなくなる状況と同じです。
余計なことを考えると、物語に集中できなくなります。
先のことを考えすぎて展開が読めてしまうと、興ざめです。
シンプルに見たほうが、驚きや感動をありのまま楽しめます。
これは、人生でも同じです。
複雑に考えれば考えるほど、悪いところに注意が向くため、不安や恐怖が生まれます。
希望や期待より、不安や恐怖のほうが大きくなって、足がすくみます。
あれこれ複雑に考えるにつれて、頭の中がごちゃごちゃになって、わけがわからなくなります。
「そもそも何を考えていたのだろう」ということになるでしょう。
難しく考えると、疲れやすくなります。
考えるとはいえ、エネルギーを消耗します。
複雑に考えれば考えるほど、体力や精神力の消耗が激しくなり、気力が奪われていきます。
「何も行動していないのに疲れた」ということになる。
複雑に考えていると、幸せが逃げていきます。
複雑に考える人は、幸せになれないのです。
幸せな人になりたいなら、複雑に考えるのではなく、シンプルに考えましょう。
物事をありのまま受け止めましょう。
美しいものは、素直に感動しましょう。
嬉しいときは、素直に喜びましょう。
ストレートに物事を考えることができるので、ありのままの幸せを感じることができます。
難しく考えて疲れることはあっても、シンプルに考えて疲れることはありません。
必要なときを除いて、なるべくシンプルに考えるのが一番です。
仕事をするときも、シンプルが大事です。
複雑に考えかけたら、いったんストップして、シンプルになるよう軌道修正しましょう。
シンプルに考えると、考えることが少なくなって疲れにくくなります。
体力と精神力の消耗が最小限になり、気合と集中力が長続きします。
基本に集中しやすくなって、仕事のスピードも速くなります。
幸せだから、シンプルに考えるのではありません。
シンプルに考えるから、幸せになれるのです。
シンプルに考えると、純粋な目で世の中を見ることができるようになります。
物事をありのまま受け止めることができるので、幸せになれます。
シンプルに考える人には、幸せが近づいてくるのです。