嫌なことがあったストレスは、どんなふうに発散させるか。
ここは、生き方の上手下手を分ける大切なポイントです。
嫌なことがあったストレスは、いらいらやむかむかが伴っています。
マイナスの感情が伴っているため、嫌なことで発散させたくなります。
暴言を吐く、ごみ箱を蹴る、人に八つ当たりする。
機嫌が悪いと、鬱憤を晴らしたい衝動に駆られ、攻撃的な方法でストレスを発散させることがあるでしょう。
しかし、嫌なことがあったストレスを、嫌なことで発散させるのは要注意です。
人にぶつければ、不仲につながります。
人間関係は、いったん壊れると、仲直りが必要になって、手間暇がかかります。
物に当たると、壊れてしまいます。
一度壊れてしまうと、完全に元どおりにするのは難しい。
場合によっては、買い直さなければいけなくなります。
態度が悪くなると、評価や印象が悪くなり、信用を失ってしまいます。
いったん信用を失うと、取り戻すのに時間がかかります。
嫌なことでストレスを発散させると、そのときはよくても、後から自分に跳ね返ってきます。
天に向かってつばを吐きかけるようなものです。
嫌なことで発散させた代償を自分が払うことになるのです。
では、どうするか。
嫌なことがあったストレスは、嫌なことで発散させるのではありません。
いいことで発散させましょう。
鬱憤を晴らすなら、社会的に健全な方向で発散させるのが得策です。
たとえば、嫌なことがあってストレスがたまったなら、掃除に取りかかりましょう。
「ああ、いらいらする。爆発しそう。部屋の掃除でもするか」という流れでいいのです。
部屋の掃除とはいえ、しっかり体を動かせば、いい運動になります。
窓拭き・ごみ捨て・整理整頓にも力が入り、気持ちのいい汗をかけるでしょう。
掃除をしているうちに気持ちが落ち着いてきて、余裕と落ち着きを取り戻していけるはずです。
「むかむかするから、思いきり仕事に打ち込んでやる」と考えるのもいいでしょう。
嫌なことがあったストレスを、仕事で発散させるといいでしょう。
悔しさをバネにして、必死に集中してやります。
仕事でストレスを発散させれば、普段以上に頑張れるはずです。
そうすれば、ネガティブな感情であっても、建設的に吐き出すことが可能になります。
嫌なことがあったストレスは、上手に発散させましょう。
嫌なことがあったストレスは、いいことで発散させれば、いいことが待っています。