執筆者:水口貴博

ご縁を大切にする30の言葉

26

すぐ顔に出る人を悪く言ってはいけない。相手の感情を一目で確認できることほど、楽でありがたいことはない。

すぐ顔に出る人を悪く言ってはいけない。相手の感情を一目で確認できることほど、楽でありがたいことはない。 | ご縁を大切にする30の言葉

世の中にはすぐ顔に出る人がいるものです。

不快なことがあると、すぐむっとした表情になります。

ちょっとでも気分を害すると、すぐ眉をひそめ、口角が下がります。

本人に悪気はなく、無意識であることが大半です。

「すぐ顔に出ちゃうんだよね」と申し訳なさそうにしていることもしばしば。

その人の性格もあって、自然と顔に出てしまう人がいるものですね。

しかし、すぐ顔に出ることは一概に悪いことではありません。

むしろ逆です。

とてもありがたいことなのです。

私たちの人間関係では、心情を読み解くスキルが求められる

私たちの人間関係では、相手の表情・態度・雰囲気などから、心情を読み解くスキルが求められます。

察する力を磨くことは、簡単にできることではなく、ある程度の経験が必要です。

さまざまな人間関係を通して「こんな態度・雰囲気のときはこう感じているのだろう」というパターンを身につけていきます。

場数が必要であり、一晩で身につくものではありません。

察する能力は高度なスキルであるため、いつも当たるとは限りません。

時には外れてしまい、慌ててしまうことも少なくありません。

世の中には感情を隠すのが上手な人がいます。

むかむかしていても顔に出さない人がいれば、嬉しいときでもポーカーフェイスの人もいます。

「怒っているにもかかわらず笑顔を見せる」という逆パターンの人も少なくありません。

感情と表情が一致しないパターンはよくあることであり、ここに人間関係の難しさがあります。

顔に出さない人であればあるほど、心情を察する難易度も高くなって、付き合いに神経を使うことになるでしょう。

人の心情を察するのは、ある程度のスキルと経験が求められるのです。

そうした人に比べて、すぐ顔に出る人はなんて楽なのでしょう。

一目で相手の心を理解できます。

表情と感情が一致しているので勘ぐる必要もありません。

きちんと表情に出してくれると、付き合いが楽になります。

取っ付きにくいどころか、むしろ取っ付きやすいのです。

すぐ顔に出る人は、不快の感情だけでなく、快の感情も表に出ます。

楽しいときは、にこにこして満面の笑みを浮かべてくれるでしょう。

悲しいときは悲しい表情をして、嬉しいときは嬉しい表情をするでしょう。

相手の表情から、喜怒哀楽が一目で確認できます。

察する必要がないので、これほど楽なことはありません。

すぐ顔に出る人を悪く言ってはいけません。

すぐ顔に出してくれることに感謝することです。

すぐ顔に出る人は、見方を変えれば「素直な人」「正直な人」です。

感情が顔に出やすい分だけ、付き合いが助かります。

相手の感情を一目で確認できることほど、楽でありがたいことはないのです。

ご縁を大切にする言葉(26)
  • すぐ顔に出る人を歓迎する。
出会いに恵まれるから「おかげさま」と感謝するのではない。
「おかげさま」と感謝するから出会いに恵まれる。

ご縁を大切にする30の言葉

  1. 「出会って終わり」という自分を終わりにする。
  2. 年齢を聞く癖をなくす。
    年齢を知りたい気持ちもなくす。
  3. 出会えただけで「ご縁」と呼べる理由としては十分。
  4. 「一時の関係にお金を出す」と思うから、高く感じる。
    「一生の関係にお金を出す」と思えば、安く感じる。
  5. 「これも何かのご縁」と言うだけ、すべての出会いが未来につながる。
  6. 人脈を広げたかったら、まず人望を集める。
    人望が集まれば、自然と人脈は広がっていく。
  7. 目上の人に面会の機会をいただいたなら、下調べが欠かせない。
  8. 人間関係は、利率の高い銀行。
    大切にすればするほど、価値が大きくなって返ってくる。
  9. 「私を覚えていますか」と聞くのは感じが悪い。
    相手を焦らせ、恥をかかせる可能性がある。
  10. 立場の高い人ほど、誰かに会いたがっている。
  11. 大切な人ほど、重要な存在と気づくのに時間がかかる。
  12. 再会をするときは、前もって前回の会話内容を思い出しておく。
  13. 心に突き刺さる言葉を言ってくれる人は、神様。
  14. 会うことは恥ずかしくない。
    恥ずかしいと思うから、恥ずかしいのだ。
  15. 相手が自分のことを覚えていないとき、どうするか。
  16. 相手に好意があっても、伝わらないとゼロ。
  17. あなたの印象は、姿勢で決まる。
    姿勢が美しくなれば、出会いも美しくなる。
  18. 素晴らしい出会いができたから「ご縁」と呼ぶのではない。
    「ご縁」と呼ぶから素晴らしい出会いになる。
  19. 1対1で会っているときは、目の前の人に集中するのがマナー。
    「世界には今この人しかいない」と思うくらいでちょうどいい。
  20. 謝れない人はご縁が続かない。
  21. 別れ言葉を工夫すれば、ご縁が続く。
  22. 「会いたくありません」とはっきり断られることは幸い。
  23. お互いが離ればなれになっても、心ではつながっているようにする。
  24. 念願の人と会ったら、ぜひ記念写真を撮っておこう。
    懐かしい思い出になり、あなたの中で生き続ける。
  25. 「お会いできて嬉しいです」より「夢が叶いました」
  26. すぐ顔に出る人を悪く言ってはいけない。
    相手の感情を一目で確認できることほど、楽でありがたいことはない。
  27. 出会いに恵まれるから「おかげさま」と感謝するのではない。
    「おかげさま」と感謝するから出会いに恵まれる。
  28. 残念な出会いであっても、いい出会いをした後のように、すがすがしい表情をしよう。
  29. ご縁を逃しても落ち込まない。
    世の中には、まだまだたくさんのご縁がある。
  30. 一度しか会ったことがないのに、ずっと覚えている人がいる。
    一生忘れられない人がいる。

同じカテゴリーの作品

3:56

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION