「○○君、この仕事を頼むよ!」
あるとき、上司から仕事の依頼をされます。
自分の好きな仕事なら喜んで対応しますが、面倒な仕事ならおっくうになることも多いのではないでしょうか。
頼まれている仕事は「やらされている感」があるため、なかなかやる気が出ません。
学生時代、勉強しようとしたとき、親から「勉強しなさい」と命令されると急にやる気がなくなった、あの経験と同じです。
命令されて強制されている感覚があると、なかなかモチベーションが上がりません。
「嫌だな」「面倒だな」「だるいなあ」と思う。
やる気は出ないが、ため息は出る。
だからとはいえ、仕事なので無視するわけにもいきません。
誰もが一度は経験のある葛藤ではないでしょうか。
しかし、こんなとき、簡単なモチベーションの上げ方があります。
頼まれた仕事でも、自分が好きでやっていることにすればいいのです。
上司から頼まれた仕事でも、いったん頼まれた事実は忘れましょう。
そして「これは自分が好きでやっている仕事だ」と思うようにします。
仕事の面白い点や楽しいに注目すれば、自分が好きでやっている気持ちがますます高まるでしょう。
そうすると、やらされている感がなくなり、自然とやる気も出てきます。
やらされている感がなくなれば、精神的ストレスも小さくなります。
現実とは異なる解釈ですが、誤解であろうと思い込みであろうといいのです。
大切なのは、自分がどう思うかです。
やらされているのが事実であっても、考え方を切り替えて、自分が好きでやっていると思い込めば、そうなります。
これが「意識をコントロールする」ということです。
仕事の内容は同じでも、意識を変えるだけで、モチベーションからストレスの感じ方まで変わってきます。
あなたは今、ある人から仕事を頼まれ、やらされているのかもしれません。
その仕事を「自分が好きでやっている」と思ってみてください。
違和感があるかもしれませんが、嘘でも下手でも演技でもいいので、そう思ってみます。
すると、重かった腰がすっと上がるでしょう。