公開日:2022年6月25日
執筆者:水口貴博

仕事のトラブルを避ける30の方法

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最初にくだらないアイデアを出すのが、リーダーの仕事。

最初にくだらないアイデアを出すのが、リーダーの仕事。 | 仕事のトラブルを避ける30の方法

会社では、ブレーンストーミングでアイデアを出し合う場面があります。

「三人寄れば文殊の知恵」という格言があるように、集団でアイデアを出し合えば、より良いアイデアが出る確率もアップします。

このときリーダーは、立派なアイデアを出したくなるかもしれません。

リーダーらしく、周りのお手本となるよう、立派なアイデアを出すのが当然を考えがちです。

ここに注意があります。

最初に立派なアイデアを出すと、周りの人は「このくらい立派なアイデアを出さなければいけないのか」と感じます。

リーダーのような立派なアイデアを出さなければいけない空気が広がります。

後に続く人はプレッシャーを感じて、アイデアが浮かんでも手を上げにくくなるのです。

リーダーの役目の1つは、真っ先にくだらないアイデアを出すことです。

ブレーンストーミングでアイデアを出し合う場面では、まずリーダーがくだらないアイデアを発表してください。

平然とした表情で、ホワイトボードの1行目にくだらないアイデアを書きます。

笑ってしまうようなばかばかしいアイデアでもかまいません。

かっこつけるのではなく、むしろかっこつけないほうがいい。

もちろん誰でも思いつくような陳腐なアイデアでもOKです。

たとえ立派なアイデアが出たとしても、あえて最初に出すのは控えて、まずくだらないアイデアから出しましょう。

すると、場の空気が良くなります。

部下たちは「この程度のアイデアでもいいのか。それなら私も!」という空気が広がり、手を上げやすくなります。

ブレーンストーミングの場面では、できるだけアイデアを発表しやすい空気を作ることが大切です。

どんどん良い流れが生まれ、アイデアが花火のように打ち上がっていくのです。

仕事のトラブルを避ける方法(22)
  • ブレーンストーミングでは、まずリーダーがくだらないアイデアを出して、アイデアを発表しやすい空気を作る。
上司や取引先の「いいですよ」を真に受けてはいけない。

仕事のトラブルを避ける30の方法

  1. つまらない仕事は、ダッシュでやると、楽しくなる。
  2. 悪い報告をするとき、言い訳から始めていませんか。
  3. 仕事は「処理のスピード」より「着手のスピード」を上げる。
  4. 「できるだけ早く返信する」と思うから、遅くなる。
    「24時間以内に返信する」と思えば、早くなる。
  5. 問題解決は、紙に書き出すことから始まる。
  6. 報告や連絡が大切とはいえ、長々するのはNG。
  7. 目上の人に「はっきりおっしゃってください」と言ってはいけない。
  8. 好き嫌いはあっていい。
    好き嫌いを顔に出すのがいけない。
  9. 結果が出るまでに時間がかかるときは、中間報告が欠かせない。
  10. 仮押さえをするときは、期限を設定しておこう。
  11. 相手から返信がないのは、自分がボールを持っているせいではないか。
  12. 昼食後の2時間は、頭がスムーズに回らない時間帯。
  13. おなかがすいていないなら、お店を決める前に伝えておくのがいい。
  14. 成功者の成功を聞いて、悪口を言うことほどかっこ悪いことはない。
  15. 「お待たせしました」は、後から来る人のマナー。
  16. 最初からやり直しが必要なことは、ぶつぶつ文句を言わない。
    さっと取りかかるのがベスト。
  17. ウェブカメラの切り忘れは、本当に怖い。
  18. 考えすぎて行動できない人の解決方法とは。
  19. ペンを借りることがあれば、自分にイエローカードを出す。
  20. 質疑応答で一度に複数質問するのはマナー違反。
  21. 質問を質問で返すのは、要注意。
  22. 最初にくだらないアイデアを出すのが、リーダーの仕事。
  23. 上司や取引先の「いいですよ」を真に受けてはいけない。
  24. 相手の身だしなみを見たとき、見落としていると思われるところがあれば、早めに指摘する。
  25. 香水をつけるのは、取り扱う自信がある場合のみ。
    自信がなければ、つけない。
  26. 会議のネガティブな空気を、自席に持ってこない。
  27. 「仕事のストレスはプライベートで解消」という考えにとらわれていないか。
  28. コピーを始めるとき、忘れがちなファーストステップとは。
  29. 「野菜を食べたほうがいい」という一言には要注意。
  30. 立ち入り禁止エリアには、何が何でも立ち入らない。

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