あなたには、人生の台本がありますか。
人生の台本とは、生き方や進路設計について書かれた本のことです。
映画やドラマでは台本があって、それに沿って撮影します。
素晴らしい台本があるから、素晴らしい作品を作れます。
映画やドラマでは、台本がないと成り立たないように、人生も台本が大切です。
必須ではありませんが、作っておきたい。
台本なしで人生を生きることもできますが、注意が必要です。
そのときの思考や感情に任せるのもいいですが、場当たりの対応は不規則かつ不安定です。
思わぬ衝動に駆られ、流された生き方になりやすくなります。
自分らしくない生き方になるかもしれません。
そこで必要なのが「人生の台本」です。
進路や生き方や進路設計についてまとめましょう。
どんな人と友人になるのか。
どの学校に進学するのか。
どんな仕事に就くのか。
どんな人間になるのか。
どこで暮らすのか。
どんな家に住むのか。
どこまでキャリアを目指すのか。
どんな人と結婚するのか。
どんな老後を送りたいのか。
きちんと文字に起こすと、自分の生き方が視覚化できます。
見えることができるようになると、情報を整理しやすくなるでしょう。
台本ができると、人生に軸が生まれ、迷いや誘惑に強くなります。
人生の台本を作るのは面倒くさい。
誰かが勝手に作ってくれれば、どれだけ楽でしょうか。
しかし、面倒であっても、人生の台本を他人に委ねないことです。
誰かに台本を作ってもらうと、後から不満が出てくるでしょう。
もし台本どおりにいかなければ「あの人が悪い」「あの人のせいだ」と責任転嫁をすることになるでしょう。
台本を作る手間は省けても、満足度が低下します。
あなたの人生の台本はどこにも売っていません。
あなたの人生の台本は、オリジナルで作らなければいけません。
人生の台本は、自分で作りましょう。
人生の生き方は自由です。
どんな台本を考えるのも、あなたの自由。
誰も邪魔はできません。
周りから「こうしたほうがいい」と言われることもあるかもしれませんが、あくまで参考として受け入れるのが賢明です。
最終的に決めるのは自分です。
自分の人生ですから、自分の生き方は自分で決めましょう。
台本どおりに生きるために、乗り越えなければいけない課題もありますが、勇敢に立ち向かってください。
希望する道へ進むために親を説得する必要があるなら、台本に「親を説得」というイベントを書けばいいだけです。
なかなか親が許してくれないなら「諦めずにできるかぎり説得する」というイベントを書けばいいだけです。
無理やり押し切るのはよくありませんが、できるかぎり努力することは大切です。
時にはハプニングが起こることもあるでしょう。
台本どおりに進まないこともありますが、それも人生の面白さです。
ドラマ撮影では、ハプニングが起こって台本以上に面白いストーリーになることがありますが、人生でも同じです。
人生も、ハプニングがあるから面白い。
台本にないイベントが発生すれば、早めに冷静を取り戻し、楽しみながら接してください。
台本にないイベントを前向きに受け入れると、ますます人生が面白くなるでしょう。
途中で「変更したほうがいいな」と思ったら、書き換えればいいだけです。
自分の台本なのですから、いつ書き換えても、何度書き換えてもOKです。
人生の台本は自分で作りましょう。
自分が作った台本なら、愛着も出てくるはずです。
「頑張ろう」「楽しもう」「全力と最善を尽くそう」というモチベーションが高まり、生きる力がみなぎるのです。