「仕事ができる人」
そう聞いたとき、どんな人をイメージするでしょうか。
仕事ができる人のイメージとしては「仕事が速くて正確にこなす人」が代表的ではないでしょうか。
たしかに仕事が速くて正確にこなす人も、仕事ができる人になる条件の1つです。
精度とスピードのある仕事ができるなら、言うことはありません。
上司からも会社からも高く評価されるでしょう。
そのうえで、博識であったり覚えが速かったりコミュニケーション能力が高かったりすれば、最高です。
まさしくビジネスパーソンとしての手本になるでしょう。
他社から引き抜かれるくらい有望に見えるでしょう。
しかし、いくら仕事ができても「あること」ができていないと、すべて台無しです。
それは「指示がないと動けない」という点です。
いくら仕事が速くて正確にこなせても、指示待ちの姿勢では台無しです。
「待機しろ」「様子見をしろ」という指示があるなら別ですが、普段から指示待ちの姿勢では低評価につながります。
受け身の姿勢であり、積極性が不足しています。
上司からの指示を待つ姿勢では、いい仕事ができません。
いちいち「何をすればいいですか」と聞くと、上司を困らせるでしょう。
せっかく高い能力があっても、上司からの指示待ちでは、大きな仕事を任せられません。
このことから、大切なポイントが見えてきます。
つまり、仕事ができる人とは、指示がなくても動ける人のことをいうのです。
指示がなくても動けるようになりましょう。
「自分がすべき仕事は何だろうか」と常に問いかけます。
慎重に仕事を確認したり、敏感に雰囲気を感じ取ったりすると、指示がなくても自分がすべき仕事が見えてきます。
自ら考え、自ら動く人になることです。
自ら考え、自ら動く人材は、すべての会社が求めています。
自発的に行動できる人は、それだけで素晴らしい。
指示がなくても動けるようになれば、能力が少々不足していても、上司や会社から評価されます。
能力があることも重要ですが、自発的であることはもっと重要です。
積極的な行動があれば、仕事の結果が多少悪くても、評価してもらえるでしょう。
指示待ちでいいのは、学生のアルバイトまでです。
社会に出てビジネスパーソンとして仕事をするなら、指示がなくても動けることが大切です。