涙を我慢していませんか。
つらいことがあって感情が高ぶると、涙腺が緩んできて、目元がうるうるしてきます。
「泣くのはみっともない。恥ずかしいことだ」
本当は泣きたいにもかかわらず、涙を我慢する。
涙が出そうになっても「泣いてはいけない」と自分に言い聞かせる。
顔を少し上に向かせ、悲しい気持ちを吹き飛ばし、何とか元気を出そうとします。
もちろん大勢の人前で泣くと、周りを驚かせます。
会議中や商談中にいきなり大泣きをすると、ネガティブな雰囲気が漂い、仕事に支障が出ます。
泣きたくても、仕事中なら、我慢しなければいけない場面があるのもたしかです。
自分の評価や印象を下げることもあるので、安易に人前で泣くのは注意したほうがいいでしょう。
しかし、涙を我慢し続けるのもよくありません。
「ある弊害」があるからです。
涙を我慢していると、なかなか笑顔になれないのです。
泣きたくなるのは「ストレスを吐き出したい」という心のサインです。
涙を我慢するということは、ストレスを吐き出せないことになります。
ストレスをため込んだままになり、どんどん心が重くなります。
心がどんよりしていると、ポジティブ思考をするのは難しい。
精神的に苦しい状態では、明るい表情をするのは難しい。
そのため、なかなか笑顔になれなくなるのです。
もう我慢するのはよしましょう。
あなたは十分頑張りました。
やるだけのことをやりました。
きちんと努力も苦労もしました。
たっぷり泣こうではありませんか。
我慢も必要ですが、我慢のしすぎは不要です。
今は、きちんと泣くべきときです。
大粒の涙をたくさん流しましょう。
1人の環境なら、どれだけ泣いても周りに迷惑がかかりません。
気が済むまで、思いきり泣きましょう。
涙を流しすぎて、目が干からびるくらい泣いてしまいましょう。
声を出して泣くのも悪くありません。
すると、どうでしょう。
大泣きした後は、すっかり心が軽くなり、気持ちが明るくなるでしょう。
ストレスを吐き出せば、心はふわっと軽くなります。
自然と気持ちが明るくなり、やる気も出てきます。
涙を流す行為には、ストレスを吐き出す作用があります。
早く笑顔になりたいなら、なおさら早く泣くのが得策です。
我慢しないで泣いたほうが、早く笑顔になれるのです。