真面目な人になる習慣の1つ。
それは、メモを取る習慣です。
会話の中で覚えるべき重要な話が出たら、すぐメモ帳を取り出し、メモを取りましょう。
紙のメモ帳でも、携帯電話のアプリのメモ帳でもかまいません。
大切なことは「きちんと記録に残す」という点です。
「メモを取るのが面倒」
「自分は記憶力が高いから大丈夫」
「いちいちメモなんて取っていられない」
たしかにメモを取るのは、少し手間暇がかかります。
メモに頼らなくても、脳で覚えることができます。
記憶力に自信があるなら、メモを取らなくても、きちんと覚えられるでしょう。
しかし、記憶力の過信はトラブルの元になります。
人の記憶力は、デジタルのコンピューターとは違い、曖昧なところがあります。
そのときはしっかり記憶ができても、時間が経つにつれて記憶が不確かになり、誤解や勘違いを起こすことがあります。
最終的に、完全に忘れてしまうこともあります。
同じことを2回聞くのは、相手の迷惑になることもあります。
たとえ記憶力に自信がある人でも、やはりメモを取る習慣を心がけたほうがいいでしょう。
どんな人でも、ど忘れが起こります。
一度メモを取れば、削除や処分でもしないかぎり、記録が消えることはありません。
どんなに記憶力の悪い人でも、メモさえすれば、ど忘れを防げます。
もし重要度がはっきりしないなら、とりあえずメモを取っておくのが無難です。
メモさえ取っておけば、記録に残るので、後から確認ができます。
メモを取るのに少し手間暇はかかりますが、ど忘れを防いで信頼関係まで向上できるのですから、大きな効果です。
「メモを取ると、相手を不快にさせるのではないか」
「いちいちメモを取っていると、記憶力が悪いと思われそう」
そう思う人もいるかもしれませんが、無用の心配です。
メモの習慣を笑う人はいません。
きちんとメモを取ると「忘れないようにしたい」という誠意のある姿勢を伝えられます。
あなたがメモを取っている様子を見た相手は「真面目な人だ。信用できそうだ」と感心するでしょう。
メモを取る姿勢を見せることで、誠実や信用を高めることができます。
メモを取る習慣は、ビジネスに限らず、プライベートでも心がけたい。
会話の重要な話が出たら、記憶力に頼るのではなく、メモを取りましょう。
自分の記憶力を過信せず、きちんとメモを取る人のほうが、誠実で真面目です。