あなたが忘れているであろう習慣があります。
それは、普通や当たり前に感謝する習慣です。
感謝と言えば「人から親切があったときにするもの」という認識が一般的です。
プレゼントをもらったとき。
仕事を手伝ってもらったとき。
大切な情報を教えてもらったとき。
人から丁寧な親切があれば、嬉しい気持ちがわき上がり、きちんとお礼を言うでしょう。
親切の度合いが高くなるにつれて、感謝も強くするでしょう。
もちろん親切があれば、きちんと感謝をするのは当然ですが、そればかりではありません。
普通や当たり前に感謝することも大切です。
特別な親切だけでなく、普通や当たり前にも目を向けてください。
日常の中にも、感謝すべき点は無数に存在します。
たとえば、食事です。
パンやご飯を食べるとき「おいしい食事ができてありがたい」と感謝しましょう。
心から感謝しながら食べると、普段よりおいしく感じて、幸せな気持ちが倍増します。
人と待ち合わせのとき、相手が約束の時間どおりに来てくれたとします。
「きちんと約束を守ってくれてありがたい」と感謝しましょう。
感謝すると、待ち合わせた後の行動もスムーズになり、笑顔の数も増えます。
買い物のときも、普通に物を買うだけの場面ですが、感謝できるポイントです。
「自分の欲しいものを手に入れることができてありがたい」と感謝します。
買い物がますます充実した時間になるでしょう。
携帯電話で人と話をするときも、感謝しましょう。
携帯電話は、人類の英知が結集された電子機器です。
「こんな小さな機械で遠くの人と話せるなんてありがたい」と考えます。
携帯電話で話ができるだけでも、恵まれた幸せを実感できるでしょう。
「感謝するほどでもない」と思えることほど、感謝してください。
人からの親切ばかりだけでなく、日常に点在する普通や当たり前のことにも感謝しましょう。
服を着るとき、水を飲むとき、乗り物に乗るとき。
歩くとき、話をするとき、スポーツをするとき。
どれも特別なことではありませんが、あらためて考えると「豊か」です。
あなたはすでに幸せです。
幸せになるのではありません。
すでに自分が幸せであることに気づくのです。
普通や当たり前に感謝すると、身近な幸せにどんどん気づいていけます。
人生の不安や心配が減り、生きる喜びや楽しみが増えます。
普通や当たり前に感謝する機会が増えるにつれて、心が幸せで満たされます。
そして、心も穏やかになっていくのです。