穏やかな人になりたいなら、大声に注意しましょう。
大声を出すことは、感情を吐き出すことになります。
大きな声を出すと、相手を驚かせたり、雰囲気を壊したりすることがあります。
もちろん大声がすべて悪いわけではありません。
強調して伝えたいことがあれば、大きめの声が効果的でしょう。
サプライズで相手を驚かせたいときも、わざと大声を出さなければなりません。
賑やかな場所で会話をするときは、相手に聞こえやすいよう、少し大きな声を出す必要があるでしょう。
日常では、大声が大切になる場面があるのもたしかです。
しかし、穏やかな人になりたいなら、必要な場面を除いて、できるだけ大声は避けるのがいいでしょう。
普段から大声を出す癖があると、相手を驚かせたり怖がらせたりします。
大声で話すと、相手に聞こえやすくなる一方、乱暴で荒っぽい印象を与えるでしょう。
大声は、無意識のうちに出してしまう傾向があります。
気持ちが高ぶってくると、自然と声のボリュームも上がります。
たとえば、不愉快になったときです。
いらいらしたとき、急に大声を出すと、相手はおびえて後ずさりするでしょう。
大声を出すと、怒りや興奮を相手にぶつけることになります。
「危害を加えられそう」「怖いからあまり関わらないでおこう」と思われ、だんだん人が去っていきます。
穏やかになりたいなら、感情的になっても大声を出さないこと。
たとえ怒りを感じても、普段と同じ声で理性的に話します。
叫ぶように「やめてください!」と言うより、丁寧に「やめていただけないでしょうか」と言ったほうが上品です。
丁寧に伝えたほうが、言葉がしっかり相手に伝わります。
また不愉快のときだけではなく、愉快のときにも注意が必要です。
たとえば、笑うときです。
大きな声で「がはは」と笑っていませんか。
豪快な笑い方には明るくて活気もありますが、少し穏やかな印象に欠ける部分があります。
穏やかな人を意識するなら「がはは」ではなく「うふふ」という笑い方が適切です。
落ち着いた笑い方のほうが穏やかな印象が向上します。
笑うとき、大きな口が開いてしまうなら、手で口元を覆うのもいいでしょう。
女性なら、ハンカチで口元を覆うと、さらに上品な印象が高まります。
声のボリュームは、品性が表れるポイントの1つ。
声のボリュームの調整ができる人は、常識と見識を兼ね備えた人として映ります。
TPOをわきまえる人になりたい。
感情が抑えられず、仕方ない場面もありますが、できるだけ心がけることが大切です。