穏やかな人になるためには「ある時間」が大切です。
時間を忘れる時間です。
もちろん私たちの日常では、時間を気にしなければいけない場面があります。
たとえば、仕事です。
仕事に納期が設定されていれば、間に合うようスケジュールを調整しながら進めなければいけません。
たとえ納期がなくても、気持ちを引き締めるため、自分なりに期日を設けることがあるでしょう。
適度なタイムプレッシャーは、集中力やモチベーションを高め、仕事に役立ちます。
また、会議や待ち合わせなら、指定時間に遅れないよう向かう必要があります。
そのほかにも、時間を気にしなければいけない場面は数多く存在します。
出社や退社の時間。
買い物や送り迎えの時間。
朝食・昼食・夕食の時間。
掃除・洗濯・炊事の時間。
「私たちは、常に時間を気にしながら生活を送っている」と言っても過言ではありません。
しかし、時間ばかり気にしていると、生活が窮屈になります。
時間を気にすると、少なからずストレスがかかります。
タイムプレッシャーを感じるにつれて、穏やかになれなくなります。
「急がなければいけない」「早くしなければいけない」と自分を追い込んでしまいます。
そこで必要なのが「時間を忘れる時間」です。
あなたには、時間を忘れる時間がありますか。
たとえば、リラックスの時間を作ってみましょう。
ヨガでも、散歩でも、マッサージでもいい。
あえて時間は気にせず、のんびりした時間を過ごしてみます。
上手に時間を忘れることで、心も体も休まり、穏やかな気持ちになれるでしょう。
趣味に没頭するのもOKです。
好きな趣味なら、自然と集中力が出て、上手に時間を忘れることができます。
充実感や満足感が得られれば、ストレス発散にもなるでしょう。
また、時計を外す時間を作るのも悪くありません。
腕時計を外す。
壁に掛けている壁時計を外す。
パソコンや携帯電話の時刻表示をオフにする。
平日は難しくても、休日なら実現しやすいのではないでしょうか。
生活に差し支えない範囲で、時計を外して過ごす時間を作ってみるといいでしょう。
時間がわからない状態にすると、今に集中しやすくなったり、マイペースに過ごしやすくなったりします。
1日に1回は、短くてもいいので、時間を忘れる時間を作りたい。
時間を忘れる時間によって、タイムプレッシャーから解放され、穏やかな気持ちになれます。
時間を忘れる時間が、穏やかな性格を作っていくのです。