会話が下手な人は、相槌がありません。
「相槌は不要」
「いちいちうなずくのが面倒」
相槌を嫌がり、拒む考えがあります。
もちろん相槌がなくても会話はできるでしょうが、スムーズな会話を妨げます。
相槌がないと、相手は誤解や不安を抱くでしょう。
「話を理解できているのだろうか」
「興味関心のない話なのだろうか」
「早く帰りたいのだろうか」
「体調でも悪いのだろうか」
「怒っているのだろうか」
ネガティブな様子があるため、引き続き話を進めていいか不安になります。
相槌のない聞き方は、もはや会話を拒否しているのと同じこと。
相槌は、会話に必須の心がけです。
ビジネスであれプライベートであれ、会話に必要なマナーと言えるでしょう。
会話が上手な人は、気持ちのよい相槌があります。
話を理解できれば、切りのいいところでうなずきます。
相槌は「あなたの話を聞いています。理解できています」という意思表示です。
うなずき方も、理解度に応じて変えます。
普通に理解できたときは、浅くうなずく。
しっかり理解できたときは、深くうなずく。
切りのいいところで相槌を打つと、相手は自分の話が理解されているとわかり、安心して話を続けることができます。
もちろんうなずくだけではありません。
「そうだね」「なるほど」「いいね」などの一言を添えて、相槌を打ちます。
添える一言も種類が豊富です。
「すごい」
「すてき」
「かっこいい」
「素晴らしいね」
「さすがですね」
「羨ましい」
気の利いた一言を添えて相槌を打つと、ますます気持ちのよい会話になるでしょう。
会話が盛り上がるから、相槌を打つのではありません。
相槌を打つから、会話が盛り上がります。
相手はもっと話がしたくなり、どんどん会話が盛り上がっていくのです。