執筆者:水口貴博

面白い人になる30の方法

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どんなに面白い話も、回りくどいと、台無しになる。

どんなに面白い話も、回りくどいと、台無しになる。 | 面白い人になる30の方法

「面白い話をしよう」

そう思ったとき、ありがちなパターンがあります。

回りくどい話をしてしまうことです。

「面白いオチは、最後に言いたい」

「細かく丁寧に話したほうが、相手にもわかりやすいだろう」

「たくさん話をしたほうが、にぎやかで明るい雰囲気になるだろう」

たくさん話をしたほうが、相手を楽しませることができ、プラスに働くと思ってしまう。

そのため、あえて結論を後回しにした話し方をしがちです。

たしかに詳しく伝えたいなら、きちんと話したほうが具体的でしょう。

大まかに話すより詳細に話したほうが、丁寧な印象もあります。

特に面白い話なら、最初にオチを言うのがもったいないので、後回しにしたくなるはずです。

しかし、面白い話も、話が長くなっては逆効果です。

結論を後回しにすると、くだくだした話し方になります。

話が長くなるにつれて、要点が曖昧になる。

話全体に締まりがなくなって、だらだらした印象が出てきます。

相手は「何が言いたいの?」「どこが大切なポイントなの?」と思うでしょう。

どこが大切なのかわかりにくくなり、聞いている側にとって負担になります。

また、話を聞くのも、体力や精神力を使います。

話が長くなるにつれて聞く人を疲れさせ、飽き飽きさせてしまいます。

聞くのに疲れ果てると、笑う元気もなくなるでしょう。

どんなに面白い話も、回りくどいと台無しになるのです。

面白い人になるためには、簡潔でわかりやすい話し方を心がけましょう。

すべて話そうと心がけるのではありません。

もともと長い話であっても、できるだけ短く簡潔にする努力が大切です。

不要な部分は思い切って省略したほうが、話全体がすっきりします。

話の順番の都合でオチを最初に言えないなら、せめて話を簡潔にすることです。

話をするときは、常に要点を意識することが大切です。

重要な点とそうでない点を区別します。

重要な点は話して、そうでない点は思い切って省略します。

上手にポイントの取捨選択ができるようになると、簡潔に話せるようになります。

話が短いと物足りなく感じるかもしれませんが、誤解です。

ポイントを押さえた話し方のほうが、相手にとって短時間でわかりやすくなるので喜ばれます。

どうしても話が長くなるなら、最初に相手の許可を得ておくのがスマートです。

「少し話が長くなるけど大丈夫?」と聞きます。

相手から了承があれば、少し話が長くなっても、きちんと聞いてもらいやすくなります。

面白い人になる方法(13)
  • 簡潔にわかりやすい話し方を心がける。
しっかり聞けない人は、よい返事もできない。

面白い人になる30の方法

  1. 面白い人になるために一番大切なのは、相手を楽しませたい気持ち。
  2. 面白い人とは、自負するものではなく、評価されるもの。
  3. 面白い人になるためには、自分を変えていく努力が必要。
  4. 面白い人は、性格が明るく、ポジティブ思考。
  5. 面白い人になるためには、オープンな性格になることが大切。
  6. 自分がしたい話より、相手が楽しめる話をする。
  7. 面白い人の真似をしてみる。
  8. 面白い人には、ユーモアのセンスがある。
  9. 面白い人になるためには、面白い話が必要とは限らない。
  10. 笑えるネタでなくてもいい。
    明るく楽しいネタで十分。
  11. 世間に無知では、面白くなれない。
  12. 面白いネタを見つけるにも「積極性」が大事。
  13. どんなに面白い話も、回りくどいと、台無しになる。
  14. しっかり聞けない人は、よい返事もできない。
  15. とことん相手の話を聞くだけで、面白い人になれる。
  16. 人をばかにして笑いを取るのは、NG。
    自分をばかにして笑いを取るのは、OK。
  17. 豊富な語彙力は、面白い人になるための土台。
  18. 面白いから、オーバーリアクションをするのではない。
    オーバーリアクションをするから、面白くなる。
  19. 面白いネタやエピソードを作るには、遊びが欠かせない。
  20. 笑いの基準を下げる。
    ささいなことでも笑うようにしよう。
  21. おやじギャグは、笑わせるネタではない。
    場を凍り付かせるネタである。
  22. 面白いから、笑うのではない。
    笑うから、面白くなる。
  23. ユーモアの失敗を恐れない勇気が大切。
  24. 同じ人に同じネタを使うのは、マナー違反。
    面白いネタも、2回目から平凡になる。
  25. ボディーランゲージがあると、会話はもっと面白くなる。
  26. 褒めることも、面白いネタの1つになる。
  27. 面白くなるために、頭の回転の速さは必要なのか。
  28. 相手からばかにされても、怒るのではなく、笑い飛ばそう。
  29. 面白い人は、形式やルールにこだわらない。
  30. 「面白い」という一言は、あらゆることを面白くさせるスパイス。

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