執筆者:水口貴博

面白い人になる30の方法

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同じ人に同じネタを使うのは、マナー違反。面白いネタも、2回目から平凡になる。

同じ人に同じネタを使うのは、マナー違反。面白いネタも、2回目から平凡になる。 | 面白い人になる30の方法

面白いネタがあるなら、何度も使いたいと思うでしょう。

「同じネタは何度でも使いたい」

「もう一度言って、相手に笑ってもらいたい」

「前回ウケたネタだから、きっと今回もウケるだろう」

そう思う人も多いのではないでしょうか。

もちろん同じネタであっても、別の人に言うならまだいいのです。

相手にとっては初めて聞くネタなので、純粋に楽しめるでしょう。

相手はにこにこ楽しんでくれ、楽しんでくれた相手を見て、自分も満足できるでしょう。

しかし、同じ人に同じネタを使うのはマナー違反です。

面白いネタも、2回目からは平凡になるからです。

1回目は笑ってくれたとしても、2回目は白けるでしょう。

同じネタを言ったところで、相手はすでに知っているネタなので、面白さが半減します。

「その話は前にも聞いたよ」と思われ、会話のテンションを下げてしまいます。

場合によっては、かえって評価を落とすこともあります。

「進化していないね」

「時間が止まっているね」

「ほかにネタがないのですね」

評価が下がるくらいなら、まだ言わないほうがましです。

なにより同じネタばかり使っていると、ユーモアのセンスも磨かれません。

録音した音声を繰り返し流しているのと同じこと。

簡単ですが、相手のためにも自分のためにもなりません。

機械的に同じことを言うだけでは、脳の成長も止まります。

仮に同じネタを言って笑ってくれたとしても、それはお付き合いです。

本当に楽しくて笑ってくれたかは、疑問です。

笑わないと場が白けるので、相手が気遣って、義理や社交で仕方なく笑ってくれただけ。

本当に心から楽しんでくれたのとは別と考えておくほうがいいでしょう。

ウケたネタであればあるほど、何度も使いたくなりますが、我慢することです。

同じ人に面白いネタは1回しか使えないと考えておくほうがいいでしょう。

相手を楽しませるなら、常に新しいネタを使うのがマナーです。

常に新しいネタを探すのは、なかなか大変です。

時間もかかり、手間暇もかかります。

だからこそ、ユーモアのセンスも研ぎ澄まされていきます。

惰性に流されず、自分に厳しくしておくことが大切です。

どうしても同じネタを使いたいなら、アレンジを加えるのがマナーです。

テーマや話し方を変えるなどのアレンジを加えておけば、ネタの基本は同じでも、実質は別のネタになります。

面白い人になる方法(24)
  • 面白いネタを使うなら、1人につき1回までとする。
ボディーランゲージがあると、会話はもっと面白くなる。

面白い人になる30の方法

  1. 面白い人になるために一番大切なのは、相手を楽しませたい気持ち。
  2. 面白い人とは、自負するものではなく、評価されるもの。
  3. 面白い人になるためには、自分を変えていく努力が必要。
  4. 面白い人は、性格が明るく、ポジティブ思考。
  5. 面白い人になるためには、オープンな性格になることが大切。
  6. 自分がしたい話より、相手が楽しめる話をする。
  7. 面白い人の真似をしてみる。
  8. 面白い人には、ユーモアのセンスがある。
  9. 面白い人になるためには、面白い話が必要とは限らない。
  10. 笑えるネタでなくてもいい。
    明るく楽しいネタで十分。
  11. 世間に無知では、面白くなれない。
  12. 面白いネタを見つけるにも「積極性」が大事。
  13. どんなに面白い話も、回りくどいと、台無しになる。
  14. しっかり聞けない人は、よい返事もできない。
  15. とことん相手の話を聞くだけで、面白い人になれる。
  16. 人をばかにして笑いを取るのは、NG。
    自分をばかにして笑いを取るのは、OK。
  17. 豊富な語彙力は、面白い人になるための土台。
  18. 面白いから、オーバーリアクションをするのではない。
    オーバーリアクションをするから、面白くなる。
  19. 面白いネタやエピソードを作るには、遊びが欠かせない。
  20. 笑いの基準を下げる。
    ささいなことでも笑うようにしよう。
  21. おやじギャグは、笑わせるネタではない。
    場を凍り付かせるネタである。
  22. 面白いから、笑うのではない。
    笑うから、面白くなる。
  23. ユーモアの失敗を恐れない勇気が大切。
  24. 同じ人に同じネタを使うのは、マナー違反。
    面白いネタも、2回目から平凡になる。
  25. ボディーランゲージがあると、会話はもっと面白くなる。
  26. 褒めることも、面白いネタの1つになる。
  27. 面白くなるために、頭の回転の速さは必要なのか。
  28. 相手からばかにされても、怒るのではなく、笑い飛ばそう。
  29. 面白い人は、形式やルールにこだわらない。
  30. 「面白い」という一言は、あらゆることを面白くさせるスパイス。

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