勉強・仕事・スポーツでは、本番前に練習期間があります。
本番で成果を出すには、前もって何度も練習をして、慣れておくことが大切です。
この練習に注目です。
間違いや失敗を犯したとき「練習だから」という一言を逃げ口にしていませんか。
心当たりがあるなら要注意です。
たしかに練習なら実害はないでしょう。
あくまで練習ですから、どんどん失敗や間違いがあっても大丈夫。
落ち込む必要はない。
叱られることもない。
責任を取る必要もない。
「練習だから」と言えば、何でも許されるような気がします。
しかし「練習だから」という一言を逃げ口にしていると、甘い気持ちが生まれます。
「手抜きをしても大丈夫」と油断します。
「失敗しても問題ない」と無責任な気持ちになります。
「わざと怠けてみようかな」と邪心が生まれます。
練習に甘んじていると、気合も緊張もありません。
心がたるんでいると、メンタルを鍛えることができません。
メンタルは、本気になってこそ鍛えることができます。
練習であっても、本番のつもりで挑むことです。
たとえ周りが「練習だから適当でいい」「本気になれなくていい」と甘くささやいてきても無視して、本番のつもりになる。
すると、本気と真剣が生まれ、練習の結果を重く受け止められるようになります。
失敗したとき、深く反省できます。
間違えたとき、しっかり落ち込めます。
負けたとき、本当に悔しい気持ちが生まれます。
問題点の反省や改善も、より真剣に取り組めるようになります。
練習でも本番のつもりになれば、メンタルを鍛える機会になります。