自分の手柄は誰のものか。
「自分の手柄は自分のもの」と答える人がほとんどでしょう。
たしかにそのとおりですが、メンタルを鍛えたいなら、考え方と行動パターンを変えてください。
自分の手柄を人に譲るのです。
努力が実って「おめでとう」と祝福されたとしても「皆さんのおかげです」と相手に感謝します。
威張らず、謙虚を貫きます。
自分の手柄を人に譲ると、惜しい気持ちで胸が締め付けられるでしょう。
大切に育てたペットを手放すような気持ちになり、泣きそうになるかもしれません。
しかし、惜しい気持ちがあるからこそ、メンタルを鍛えることができます。
自分の手柄を人に譲ると、相手は喜んでくれます。
惜しい気持ちを抑えながら手柄を人に譲ることで、心の器がひとまわり大きくなります。
自分が評価されなくても、気にしない心を持つことが、メンタルを鍛えるということです。
自分のメンタルが鍛えられるだけでなく、人間関係もよくなります。
「努力してきた意味がない」と思うかもしれませんが、見ている人はきちんと見ています。
たとえすぐ評価されなくても、いつか変わった形で報われるでしょう。
よいことをすれば、いつかよい報いがあります。
少なくとも「メンタルを鍛えることができた」という結果は得られます。
メンタルが強いから、譲るのではありません。
譲るから、メンタルが強くなるのです。