執筆者:水口貴博

人前で緊張しない30の方法

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1人で練習するときに大切なのは、想像力。

1人で練習するときに大切なのは、想像力。 | 人前で緊張しない30の方法

本番前には、できるだけたくさん練習をしておきましょう。

スピーチであれプレゼンであれ、練習は無駄になりません。

練習をすればするほど慣れることができ、本番でスムーズに発表できるようになります。

発表内容の一部を集中的に練習します。

慣れてくれば、最初から最後まで全体を通したリハーサルを行うようにします。

さて、1人で練習するときでも、工夫をすれば、大勢に見られているような状況を作れます。

それは、想像力の活用です。

私たちに人間には、想像力という素晴らしい能力があります。

想像力は、お金も時間も必要ない手軽な方法ですが、本番らしさを高めるのに役立ちます。

1人で行うリハーサルであっても、大勢の人がいる様子を想像すればいいのです。

大勢の人がいることを想像しながら練習すると、1人で行うリハーサルでも、人前で話している感覚を作り出せます。

想像力の可能性を最大限まで引き出し、できるだけ具体的に想像してください。

難しいかもしれませんが、できるだけ生々しく想像するのがポイントです。

たとえば、上司の前で発表する予定なら、上司が目の前に座っていて、じっと見ている様子を想像します。

取引先の前で発表する予定なら、担当者が熱心に聞いている様子を想像します。

特定の人物を想像すると、ますます本番に近い状況になり、本番での緊張を和らげることができます。

もちろん厳密に言えば本物の人ではないため「人前で発表する機会」とは違いますが、近い経験ができます。

想像力の程度なんて大したことないと思っていませんか。

いいえ、想像力の力は侮れません。

「想像力くらいでは疑似体験できない。緊張も興奮もできない」などと思うかもしれませんが、誤解です。

思い出してください。

私たちが睡眠中に見る夢も想像力ですが、現実と同じように緊張や興奮をしたことがあるでしょう。

夢から覚めたとき、緊張で汗をびっしょりかいていたり、興奮で心臓が高鳴っていたりした経験があるはずです。

たかが想像とはいえ、本気で鮮明にイメージできれば、現実と同じように興奮や緊張することが可能です。

本気になった想像は、もはや現実と区別がつかないくらい具体的です。

想像力を最大限に活用して、大勢の聴衆がいる様子を想像しましょう。

本気で想像すれば、1人によるリハーサルでも十分緊張や興奮を体験できます。

本気で想像力を働かせることができたとき、もはや場数の1つになります。

人前で緊張しない方法(4)
  • 想像力を使って、聴衆を作り出し、本番と同じような状況を作る。
場所を下見するだけでも、本番の緊張が和らぐ。

人前で緊張しない30の方法

  1. 場数を踏むことこそ、最強の緊張対策。
  2. 身近な人に聴衆役をお願いして、リハーサルを経験しておく。
  3. 1人で行うリハーサルも、貴重な練習の1つ。
  4. 1人で練習するときに大切なのは、想像力。
  5. 場所を下見するだけでも、本番の緊張が和らぐ。
  6. ネガティブな様子は想像しない。
    ポジティブな様子だけ想像する。
  7. 全部を覚えると、緊張を促す。
    要点だけ覚えると、緊張しなくなる。
  8. 緊張対策で原稿を準備するなら、文章より箇条書き。
  9. 楽しむ気持ちを大切にすれば、緊張もほぐれる。
  10. 空腹だと、緊張もしやすい。
  11. 発表量を減らすのも、緊張を減らす工夫の1つ。
  12. 完璧主義は、緊張を促す悪魔。
  13. 筋トレで体に自信をつける。
  14. 尿意の我慢は、緊張に悪影響。
  15. いつも同じ層の人とばかり接していては、人前で緊張するのも当然。
  16. 聴衆を野菜と思ってみる。
    発想がユニークであればあるほど、楽しさと面白さで緊張がほぐれる。
  17. ランクの高いスーツには、自信を高める効果がある。
  18. 本番直前まで忙しくして、緊張を感じるほど余裕のない状況にする。
  19. 心の支えになるお守りで、緊張をほぐす。
  20. 冒頭で感謝を伝えると、緊張がほぐれる。
  21. 大きな声を出せば、緊張をはね飛ばす。
  22. 特定の人に向けて話すと、緊張しなくなる。
  23. 人の顔を見るのが苦手なら、遠くを見ながら話すのが有効。
  24. 緊張していることを正直に白状すると、気持ちが楽になる。
  25. 評価は気にすればするほど、緊張しやすくなる。
  26. ゆっくり話すと聞きやすくなる。
    心にも余裕ができる。
  27. 複数人で分担すれば、緊張も分散される。
  28. 本番当日の朝、有酸素運動をする。
  29. 緊張対策の最後の手段は、開き直り。
  30. 本番中にミスをしても振り返らない。
    振り返るなら、本番が終わってからにする。

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