退職理由の中には、いじめや嫌がらせに関連していることがあります。
たとえば、セクハラ・パワハラです。
セクハラ・パワハラなどが原因で退職した場合、理由を正直に説明しようとすると、露骨な悪口になりがちです。
「上司が地位や権威を利用して、いじめや嫌がらせをしてきました」
正直ではあるのですが、上司の悪口になりがちです。
面接官はあまりいい印象を抱かず、同情を寄せるだけになるでしょう。
同情が、採用動機につながるのは難しい。
退職理由がセクハラ・パワハラの場合、うまく説明するコツがあります。
上司の問題ではなく、企業の問題として表現するのです。
セクハラがあったため、悩みを企業に相談しました。
しかし、改善がなく、何度も改善を要望しましたが、状況は変わりませんでした。
今後のことを考え、仕方なく退職しました。
「改善しなかった企業に問題があった」という説明をすれば、面接官は、穏やかに理由を受け止める傾向があります。
自己都合ではあるものの、会社都合であるニュアンスを強めることができるからです。