転職が失敗する人によく見られるのが、転職エージェントに依存する姿勢です。
もちろん転職の専門家ですから、わからないことを質問したり、事務手続きの代行をお願いしたりすることがあるでしょう。
カウンセリング、企業の紹介、面談の調整などのお願いもできます。
具体的なアドバイスをいただければ、行動基準や範囲がわかり、確実なアクションを起こすことができるはずです。
では、とにかく頼りきっていればうまくいくかというと、そうではありません。
頼りになる存在とはいえ、転職エージェントに依存するのはNGです。
転職エージェントは「転職のサポーター」という位置づけです。
頼りがいがあるのは事実ですが、対応できる仕事には限界があります。
転職をするのは、あくまで自分です。
重要な内容については、自分で取り組む必要があります。
たとえば、自分のスキルや能力の整理は、自分が行わなければなりません。
希望や条件についても、やはり自分でなければわかりません。
自己PRや志望動機も、確認はお願いできても、原本を作るのは自分です。
書き方についても「一から教えてください」ではなく、自分なりに書き方を調べて、自分なりに考えたうえで書く必要があります。
自分でできることは、できるだけ自分で進めることが大切です。
自分で調べればわかることは、できるだけ自分で調べるようにします。
これは「転職カウンセラー」「転職アドバイザー」「キャリアカウンセラー」について同じことです。
あくまで転職のサポーターであることを忘れてはいけません。
何から何まで依存するのではなく「自分でできること」「自分でなければできないこと」は自分で対応することが必要です。