学生による就職活動での面接官。
社会人による転職活動での面接官。
同じ面接官でも、それぞれには大きな違いがあると考えていいでしょう。
学生による就職活動の場合、面接官は、人事部や採用担当などが対応する傾向があります。
つまり、面接官は、面接の専門家です。
応募者の適正を正確に見抜く力のある人が対応するはずです。
そのため面接でも、学歴・礼儀作法・話し方などから、言動の細かいところを厳しく確認される傾向があります。
厳しい質問や込み入った質問など、圧迫面接も行われやすいのが特徴です。
応募者はささいな点にも十分気を配って、対応することが求められます。
社会人による転職活動の場合、面接官は、現場の責任者が対応する傾向があります。
面接の専門家が対応することは、ないわけではありませんが、珍しいと考えていいでしょう。
場合によっては、面接官が面接に慣れていないことも十分考えられます。
圧迫面接は行われにくく、これまでの経験や実績を、落ち着いて確認する場合が中心です。
入社後、面接官が現場の上司になる可能性も高くなります。
ただし、いくら面接の専門家ではないとはいえ、やはり印象は大切です。
身だしなみや礼儀作法には十分注意して、しっかり準備をしたうえで、面接に挑みましょう。