転職の際、前の企業の悪口を言わないのが賢明です。
「給料が低いため、転職することにしました」
「職場の空気が悪くて、耐えられませんでした」
「嫌がらせをする上司がいたため、離職しました」
「違法行為を促す企業だったため、退職を決意しました」
それが事実であっても、やはり聞いている人はいい気持ちがしないでしょう。
悪口を言う応募者を見た面接官は「採用すれば、次は自社の悪口を言うのではないか」と、不安になるからです。
以前に勤めていた企業への悪口は、禁句なのです。
さて、禁句は、企業に対する悪口だけではありません。
業界の悪口も、禁句です。
「この業界は、これから下降線」
「平均年収は低い業界」
「離職率が高い業界で、今後に不安がある」
自分では事実を言っているつもりでも、いつの間にか業界の批判になっていることがあります。
それが事実であっても、印象の悪化につながるなら、発言には注意です。
業界への悪口は、その業界に属する企業への悪口です。
「それほど不安があるなら、別の業界に行けばいいではないか」
そう思われ、選考が不利になるでしょう。