執筆者:水口貴博

転職活動の面接で注意する30のポイント

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業界への悪口は、その業界に属する企業への悪口でもある。

業界への悪口は、その業界に属する企業への悪口でもある。 | 転職活動の面接で注意する30のポイント

転職の際、前の企業の悪口を言わないのが賢明です。

「給料が低いため、転職することにしました」

「職場の空気が悪くて、耐えられませんでした」

「嫌がらせをする上司がいたため、離職しました」

「違法行為を促す企業だったため、退職を決意しました」

それが事実であっても、やはり聞いている人はいい気持ちがしないでしょう。

悪口を言う応募者を見た面接官は「採用すれば、次は自社の悪口を言うのではないか」と、不安になるからです。

以前に勤めていた企業への悪口は、禁句なのです。

さて、禁句は、企業に対する悪口だけではありません。

業界の悪口も、禁句です。

「この業界は、これから下降線」

「平均年収は低い業界」

「離職率が高い業界で、今後に不安がある」

自分では事実を言っているつもりでも、いつの間にか業界の批判になっていることがあります。

それが事実であっても、印象の悪化につながるなら、発言には注意です。

業界への悪口は、その業界に属する企業への悪口です。

「それほど不安があるなら、別の業界に行けばいいではないか」

そう思われ、選考が不利になるでしょう。

転職活動の面接で注意するポイント(5)
  • 業界への悪口には、注意する。
譲れる条件と譲れない条件を、整理できていますか。

転職活動の面接で注意する30のポイント

  1. 幸いなことに、転職では、学歴はあまり重視されない。
  2. 学生がする就職活動の面接官と、転職の面接官の違い。
  3. 仕事の後に受ける面接でよくある失敗。
  4. 頼りになる存在とはいえ、転職エージェントに依存するのはNG。
  5. 業界への悪口は、その業界に属する企業への悪口でもある。
  6. 譲れる条件と譲れない条件を、整理できていますか。
  7. 乱れた身だしなみと慣れた様子を、同じに考えない。
  8. 面接の日に、急な残業が入った。
    面接と仕事のどちらを優先すべきか。
  9. インターンシップの経験を、転職活動でアピールしてもいいのか。
  10. 自分の経歴に自信がある人は、偉そうな態度に注意。
  11. 面接官の年齢や経歴が自分より低くても、横柄にならない。
  12. 年収の増額は、根拠がなければ難しい。
  13. 若白髪がある場合、染めてから面接を受けるべきか。
  14. 給与明細の金額を、答えられますか。
  15. 転職活動での名刺交換は、少し特殊。
  16. 婚約指輪や結婚指輪は、面接でも身につけてよいのか。
  17. 希望を伝えるなら、言い方が大切。
  18. 個人情報や機密情報は、面接での取り扱いに要注意。
  19. 会社都合による退職を疑われた場合の対処法。
  20. なぜ面接官は、退職理由を知りたがるのか。
  21. 転職理由が会社への不満の場合、どう伝えればいいのか。
  22. 現在の年収を、実際と違って申告すると、ばれるのか。
  23. 失業期間がある場合、面接ではどう説明するのが好ましいのか。
  24. セクハラ・パワハラなどが原因で辞めた。
    退職理由をうまく説明するコツとは。
  25. 未経験者でも、入門書を1冊くらいは読んでおきたい。
  26. 現職で大きな実績がない場合、何をアピールにすればいいのか。
  27. 面接の日程を休日に調整してもらうのは、失礼になるか。
  28. 出社の日程について質問されたときの答え方。
  29. 年齢差について質問されたときの答え方。
  30. 給与アップが希望の場合、面接で切り出してもいいのか。

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