執筆者:水口貴博

転職活動の面接で注意する30のポイント

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給与アップが希望の場合、面接で切り出してもいいのか。

給与アップが希望の場合、面接で切り出してもいいのか。 | 転職活動の面接で注意する30のポイント

転職を考える人には、給与アップを目的とする人もいるでしょう。

同じ仕事内容で給与に差があるなら、やはり給与が高い企業のほうが魅力的です。

まず面接で給与アップの話をすることは、許容範囲です。

学生による就職活動では避けるべき話題ですが、社会人による転職活動では、必要な交渉になるでしょう。

既婚者や子持ちの場合は、家族を養う責任感から、収入への関心も強くなるのが当然です。

ただし、次の2つの注意ポイントに注意しましょう。

「切り出すタイミング」と「交渉方法」です。

  1. 切り出すタイミング

面接が始まってすぐ、給与アップの話を持ち出すのは得策ではありません。

「仕事より給与に関心がある」と誤解され、就労意欲を疑われるでしょう。

切り出すタイミングとしては、面接の終盤が自然です。

面接が終わりに近づいたとき、面接官から「最後に何か質問はありますか」と聞かれるはずです。

このとき、給与についてさりげなく切り出します。

面接官にとって受け入れやすいタイミングであるため、交渉を自然に始めることができるでしょう。

  1. 交渉方法

いきなり希望の金額を言うのは避けたほうがいいでしょう。

まず実務経験と実績を話し、根拠を示したうえで、能力に見合う金額を話し合いましょう。

必要なら、前職での給与の金額を話すのも悪くありません。

場合によっては、給与明細を提示するのもいいでしょう。

最初に実務経験と実績を話しておけば、面接官を説得させやすい状況に持ち込みやすくなります。

デリケートな話題であるため、欲張る姿勢は見せすぎず、落ち着いた姿勢で臨みましょう。

転職活動の面接で注意するポイント(30)
  • 給与アップの交渉は、タイミングと方法に注意する。
まとめ

転職活動の面接で注意する30のポイント

  1. 幸いなことに、転職では、学歴はあまり重視されない。
  2. 学生がする就職活動の面接官と、転職の面接官の違い。
  3. 仕事の後に受ける面接でよくある失敗。
  4. 頼りになる存在とはいえ、転職エージェントに依存するのはNG。
  5. 業界への悪口は、その業界に属する企業への悪口でもある。
  6. 譲れる条件と譲れない条件を、整理できていますか。
  7. 乱れた身だしなみと慣れた様子を、同じに考えない。
  8. 面接の日に、急な残業が入った。
    面接と仕事のどちらを優先すべきか。
  9. インターンシップの経験を、転職活動でアピールしてもいいのか。
  10. 自分の経歴に自信がある人は、偉そうな態度に注意。
  11. 面接官の年齢や経歴が自分より低くても、横柄にならない。
  12. 年収の増額は、根拠がなければ難しい。
  13. 若白髪がある場合、染めてから面接を受けるべきか。
  14. 給与明細の金額を、答えられますか。
  15. 転職活動での名刺交換は、少し特殊。
  16. 婚約指輪や結婚指輪は、面接でも身につけてよいのか。
  17. 希望を伝えるなら、言い方が大切。
  18. 個人情報や機密情報は、面接での取り扱いに要注意。
  19. 会社都合による退職を疑われた場合の対処法。
  20. なぜ面接官は、退職理由を知りたがるのか。
  21. 転職理由が会社への不満の場合、どう伝えればいいのか。
  22. 現在の年収を、実際と違って申告すると、ばれるのか。
  23. 失業期間がある場合、面接ではどう説明するのが好ましいのか。
  24. セクハラ・パワハラなどが原因で辞めた。
    退職理由をうまく説明するコツとは。
  25. 未経験者でも、入門書を1冊くらいは読んでおきたい。
  26. 現職で大きな実績がない場合、何をアピールにすればいいのか。
  27. 面接の日程を休日に調整してもらうのは、失礼になるか。
  28. 出社の日程について質問されたときの答え方。
  29. 年齢差について質問されたときの答え方。
  30. 給与アップが希望の場合、面接で切り出してもいいのか。

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