回答ができない質問をされたとき、どう答えるかです。
プライベートな質問なら、完全に回答を拒否できます。
難しい質問なら「わかりません」と、正直に伝えてもいいでしょう。
しかし、完全に回答を拒否した答え方では、会話が中断します。
面接では、できるかぎり答える努力を心がけたほうが、明るい雰囲気を維持できるでしょう。
では、どう答えればいいか。
答えられるところまで少し範囲を広げるのです。
「それについては答えられませんが、こういうことならお答えできます」という答え方です。
たとえば「あなたの父親は、どの企業に勤めていますか」という質問をされたとします。
「プライベートなことなのでお答えできません」と完全に拒否もできますが、少し冷たい印象がありますね。
では、次のように言い換えてはどうでしょうか。
「詳しくはお答えいたしかねますが、介護関係の仕事に携わっております」
具体的に答えられなければ、抽象的に答える。
わからない質問は、わかるところだけでも答える。
こうすれば、会話が中断することなく継続できます。
具体的な企業名を避けたことから、面接官は、答えたくない意図を察してくれるはずです。
「お答えできません」「わかりません」など、完全に拒否する答え方は最後の手段。
範囲を広げたり言い方を変えたりなど、答え方を工夫してみてください。
完全な答え方ができなければ、部分的な答え方だけでも心がけたほうが得策です。