執筆者:水口貴博

面接の失敗を防ぐ30の対策

14

完全な答え方ができなければ、部分的な答え方だけでも心がける。

完全な答え方ができなければ、部分的な答え方だけでも心がける。 | 面接の失敗を防ぐ30の対策

回答ができない質問をされたとき、どう答えるかです。

プライベートな質問なら、完全に回答を拒否できます。

難しい質問なら「わかりません」と、正直に伝えてもいいでしょう。

しかし、完全に回答を拒否した答え方では、会話が中断します。

面接では、できるかぎり答える努力を心がけたほうが、明るい雰囲気を維持できるでしょう。

では、どう答えればいいか。

答えられるところまで少し範囲を広げるのです。

「それについては答えられませんが、こういうことならお答えできます」という答え方です。

たとえば「あなたの父親は、どの企業に勤めていますか」という質問をされたとします。

「プライベートなことなのでお答えできません」と完全に拒否もできますが、少し冷たい印象がありますね。

では、次のように言い換えてはどうでしょうか。

「詳しくはお答えいたしかねますが、介護関係の仕事に携わっております」

具体的に答えられなければ、抽象的に答える。

わからない質問は、わかるところだけでも答える。

こうすれば、会話が中断することなく継続できます。

具体的な企業名を避けたことから、面接官は、答えたくない意図を察してくれるはずです。

「お答えできません」「わかりません」など、完全に拒否する答え方は最後の手段。

範囲を広げたり言い方を変えたりなど、答え方を工夫してみてください。

完全な答え方ができなければ、部分的な答え方だけでも心がけたほうが得策です。

面接の失敗を防ぐ対策(14)
  • 完全な答え方ができなければ、部分的な答え方を心がける。
最小限に答える様子は、簡潔でわかりやすくても、アピールの力が弱い。

面接の失敗を防ぐ30の対策

  1. 3回のノックは、早さと強さによって、印象が変わる。
  2. 目をそらすとき、どこを見るかが重要。
  3. 非正規雇用の面接は、手抜きをしてもいいのか。
  4. 手を体の後ろに隠すと、悪気はなくても、誤解されやすい。
  5. 「ギャップが激しい」と言われる人は、1次面接で苦戦しやすい。
  6. 遅刻したときに必要なのは、言い訳ではなく、謝罪。
  7. 面接官の「気楽にしてください」を信じていいのか。
  8. 「自己紹介を3分でお願いします」と言われた。
    30秒で終わらせるのはダメか。
  9. なぜ面接では、笑顔が大切なのか。
  10. 真面目な話には、真面目な表情。
  11. 明るい表情と真面目な表情。
    面接でふさわしいのは、どちらか。
  12. なぜ回答の丸暗記は、しないほうがいいのか。
  13. 面接で突っ込まれやすい3つの形容詞。
  14. 完全な答え方ができなければ、部分的な答え方だけでも心がける。
  15. 最小限に答える様子は、簡潔でわかりやすくても、アピールの力が弱い。
  16. 「大変だったことは何ですか」という質問でありがちな、食い違い。
  17. 面接官の発言に矛盾を見つけたときは、指摘したほうがいいのか。
  18. 面接で、怒ったり泣いたりするのはいいのか。
  19. 面接では、履歴書と同じことを話してもいいのか。
  20. 面接のときだけ、正しい姿勢になっていないか。
  21. 志望業界と志望企業の業界は、一致していることが基本。
  22. メモを取りながら、面接を受けてもいいのか。
  23. 言葉がつかえたときは、どうするか。
  24. 独立を考えている人は、面接で伝えるべきか。
  25. 事情があって残業ができない場合は、正直に伝えたほうがいいのか。
  26. 趣味や特技に、ギャンブルをアピールするのは、大丈夫なのか。
  27. 採用に関係がないような質問をされたとき、どうするか。
  28. リーダーや代表などの経験がない場合、どうアピールすればいいのか。
  29. 花粉症で鼻水が止まらない。
    面接中の鼻水は、どうすればいいのか。
  30. 1次面接で話した内容を、2次面接でも話していいのか。

同じカテゴリーの作品

2:13

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION