執筆者:水口貴博

就職活動で心がける30のマナー

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運も実力。縁も実力。

運も実力。縁も実力。 | 就職活動で心がける30のマナー

「あの人は運がいいから」

「あの人は縁があるから」

ときどきそんな不満の声を聞くことがあります。

たしかに一部の人には、生まれつきの境遇や環境などによって、最初から就職活動を有利に進めることができる場合があります。

しかし、運も縁も、生まれつきの要素だけとは限りません。

運も縁も、自分の努力しだいで作り出すことができる要素です。

たとえば、採用担当者に何らかのお願いをして「無理です」と断れたとき、少し粘ってみてください。

「10分だけでもお時間をください」「何とか別の方法はないでしょうか」など、無理を承知でお願いしてみます。

すると「わかりました。今回だけですよ」と言って、特別に許可が得られるかもしれません。

運が得られたのは、本人が粘ったからです。

縁についても、同様です。

縁は、自分の力で作り出せます。

たとえば、就職活動中に自分から積極的に話しかければ、出会いを作り出せます。

礼儀作法を重んじて人と接していれば、人間関係が深まり、さらに縁を生かすことができるでしょう。

そうした努力の積み重ねが、結果として重要な情報を入手する手段になることもあれば、コネになる可能性もあるのです。

「あの人は運がいいから。あの人は縁があるから」と、愚痴をこぼさないことです。

愚痴は不毛であり、何も生み出しません。

愚痴を言えば言うほど、余計に運や縁が逃げていくでしょう。

「自分の人生は自分で切り開く」と考え、諦めず、勇気を持って積極的に行動しましょう。

結果として、運にも縁にも恵まれるのです。

就職活動で心がけるマナー(14)
  • 運も縁も、自分の努力しだいで作り出すことができると考える。
「郵送してもらう」「直接取りに行く」。
どちらのほうが好印象か。

就職活動で心がける30のマナー

  1. 就職活動は、迷路のようなもの。
    まず全体を眺めよう。
  2. なぜ社会では、ビジネスマナーが必要なのか。
  3. 社会人らしさを身につける近道は、社会人と接すること。
  4. 複数の就職情報サイトから、同じ企業に応募してもいいのか。
  5. 自己分析を通して、自己成長する。
  6. 親を頼ることで得られる、5つのメリット。
  7. 先輩の待遇は、意地を張らず、素直に受け入れたい。
  8. 就職活動用の名刺は、シンプルが一番。
  9. 名刺に必ず記載すべき、5つの項目。
  10. 名刺を持たなくても、名刺入れがあると安心。
  11. 「とりあえず内定がほしい」と考えてはいけない。
  12. やりたい仕事より、できる仕事を選んだほうがいいのか。
    できる仕事より、やりたい仕事を選んだほうがいいのか。
  13. 「アルバイトが忙しいから就職活動ができない」は、おかしい。
  14. 運も実力。
    縁も実力。
  15. 「郵送してもらう」「直接取りに行く」。
    どちらのほうが好印象か。
  16. 最初から出席するつもりなら、了承の返事も、できるだけ早いほうがいい。
  17. 1次募集と2次募集に分けられた場合、どちらが有利か。
  18. 企業説明会とは、度胸を鍛える絶好の機会。
  19. 企業説明会の出席は、何を目安に判断すればいいのか。
  20. 応募した企業からの招待は、なるべく断らない。
  21. 就職活動で、スマートフォンに依存してはいけない理由。
  22. 今まで実績がなければ、今から作ればいい。
  23. 面接の記念受験は、許されるのか。
  24. 部署名は、意外につまずきやすい就職用語。
  25. 1日に3社以上の面接は、すごいというより、危ない。
  26. 就職活動の本当の差は、できるかできないかではなく、やるかやらないか。
  27. 積極的に質問するのは、お互いにとって喜ばしいこと。
  28. 人との縁を大切にすると、企業との縁も大切にできる。
  29. スーツを、適当な場所に脱ぎ捨てていませんか。
  30. 内定後に気をつけたいのは、事故と事件。

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