執筆者:水口貴博

就職活動で心がける30のマナー

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面接の記念受験は、許されるのか。

面接の記念受験は、許されるのか。 | 就職活動で心がける30のマナー

「内定がもらえるはずはないが、記念になるから応募だけしてみよう」

いわゆる、記念受験です。

入社の意志が弱いにもかかわらず、大企業に応募した思い出を作るため、記念として受験する行為です。

記念受験は、記念になるだけでなく、面接の練習にもなるメリットがあります。

大企業や人気企業には多くの応募者が殺到しますが、実際は記念受験が大半といわれています。

たしかに応募者にとってメリットがあるのはわかります。

しかし、やはりこの行為は褒められたことではありません。

違法でも不正でもありませんが、やはり控えるほうが賢明です。

まず企業に迷惑です。

企業は、貴重な資源を使って、面接を対応してくださっています。

応募者が多くなればなるほど、企業にも余計な負担が増えるのです。

また、メリットがあると思われる応募者にとっても、実はデメリットがあります。

余計な時間・体力・お金などを消費してしまう点です。

記念受験など、余計なことをしていると、貴重な資源を消費します。

本当に力を入れるべき就職活動の余裕がなくなる。

余計なことをしている人にかぎって「就職活動がうまくいかない」と嘆くことになるのです。

必要なことはすべきですが、余計なことは避けるのが得策です。

わざわざ記念受験を通して練習するのは、企業にも失礼です。

練習は、就職課ですればいいのです。

家族や友人など、練習する機会は数多く存在します。

余計なことをせず、必要なことに集中することが大切なのです。

就職活動で心がけるマナー(23)
  • 記念受験は、控える。
部署名は、意外につまずきやすい就職用語。

就職活動で心がける30のマナー

  1. 就職活動は、迷路のようなもの。
    まず全体を眺めよう。
  2. なぜ社会では、ビジネスマナーが必要なのか。
  3. 社会人らしさを身につける近道は、社会人と接すること。
  4. 複数の就職情報サイトから、同じ企業に応募してもいいのか。
  5. 自己分析を通して、自己成長する。
  6. 親を頼ることで得られる、5つのメリット。
  7. 先輩の待遇は、意地を張らず、素直に受け入れたい。
  8. 就職活動用の名刺は、シンプルが一番。
  9. 名刺に必ず記載すべき、5つの項目。
  10. 名刺を持たなくても、名刺入れがあると安心。
  11. 「とりあえず内定がほしい」と考えてはいけない。
  12. やりたい仕事より、できる仕事を選んだほうがいいのか。
    できる仕事より、やりたい仕事を選んだほうがいいのか。
  13. 「アルバイトが忙しいから就職活動ができない」は、おかしい。
  14. 運も実力。
    縁も実力。
  15. 「郵送してもらう」「直接取りに行く」。
    どちらのほうが好印象か。
  16. 最初から出席するつもりなら、了承の返事も、できるだけ早いほうがいい。
  17. 1次募集と2次募集に分けられた場合、どちらが有利か。
  18. 企業説明会とは、度胸を鍛える絶好の機会。
  19. 企業説明会の出席は、何を目安に判断すればいいのか。
  20. 応募した企業からの招待は、なるべく断らない。
  21. 就職活動で、スマートフォンに依存してはいけない理由。
  22. 今まで実績がなければ、今から作ればいい。
  23. 面接の記念受験は、許されるのか。
  24. 部署名は、意外につまずきやすい就職用語。
  25. 1日に3社以上の面接は、すごいというより、危ない。
  26. 就職活動の本当の差は、できるかできないかではなく、やるかやらないか。
  27. 積極的に質問するのは、お互いにとって喜ばしいこと。
  28. 人との縁を大切にすると、企業との縁も大切にできる。
  29. スーツを、適当な場所に脱ぎ捨てていませんか。
  30. 内定後に気をつけたいのは、事故と事件。

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