親のお金で勉強をして、高得点を出していればよかったのが、学生です。
もちろん勉強するのが学生の仕事であり、それはそれでよかったのです。
社会人になるための大切な準備期間です。
しかし、社会人になると、世界がまったく変わります。
社会人になってからは、お金にも時間にも、非常に厳しい世界です。
仕事では、結果と責任が求められる世界です。
学生時代は、問題に間違えても「ごめんなさい」で済みましたが、社会では、給与や昇進に響くこともあります。
人間関係も、一段と厳しくなります。
叱られたときは「むかつく」ではなく「勉強になります」と言いながら、にっこりしなければいけません。
学生時代は、苦手な人は無視すればいいだけでしたが、社会では、一緒に仕事をしなければいけない状況もあります。
学生と社会人は、まったく次元の違う世界と思っていいでしょう。
学生と社会人は、たった1歳の差でも、大違いです。
甘えた考えを持っていると、怒られるだけでは済まず、人生に重大な影響を与える場合があるのです。
今、その大切な境界線に近づきつつあります。
今の意識のままではよくないということです。
学生のときの気持ちでは、社会の厳しさに度肝を抜かれ、苦労するでしょう。
まず、学生気分を捨てることです。
学生気分を捨てるのが、社会人になる第一歩です。
「次元の違う世界に入る」と思う覚悟が、必要なのです。