履歴書だけが、履歴書ではありません。
実は、あなたの顔も、履歴書です。
履歴書に「真面目な性格」と書かれているのに、ぼうっと口を開けた顔をしていると、どう感じるでしょうか。
履歴書に書かれていることは嘘で、顔の様子が本当だと感じるのではないでしょうか。
顔は、その人の今まで積み重ねてきた知識や経験などが、よく表れる部分です。
もはや、履歴書なのです。
「元の顔は変えることができない」と思うのは、誤解です。
顔は変えられなくても、印象は十分変えることができます。
たとえば、清潔感を意識しましょう。
表情や髪型などを意識すれば、顔の印象を大きく変えることができます。
引き締まった顔からは、真面目・誠実・正直などの印象が漂うでしょう。
履歴書に書かれていなくても、引き締まった顔をしていると、引き締まった印象を受けます。
さて、顔付きを一番よく整えるのは何か。
さまざまな経験を積むことです。
さまざまな本を読み、さまざまな映画を見て、さまざまな場所に旅行します。
さまざまな人と出会い、さまざまな話を交わし、人生経験を豊かにしていきます。
知識が豊富にあると、自然と自信が顔に表れます。
「私はたくさん学んできた。経験を積んできた」という自信が、自然と顔に表れるのです。
多くの経験を積めば積むほど、だんだん落ち着きのある顔付きになります。
まだ若くて、経験も乏しいかもしれませんが、1つでも多くの経験を積むことが大切です。
1つでも多く、新しい経験をする。
1本でも多く、映画を見る。
1冊でも多く、本を読む。
そうした小さな経験が積み重なり、顔付きに表れます。
履歴書だと思って、自分の顔に責任を持つ意識が大切です。
すべての経験は、顔付きを磨く、磨き砂。
あなたの顔も、履歴書なのです。