季節の変わり目に、マスメディアが発表するタレントランキングで、面白い結果を目にすることがあります。
「好きなタレントランキング」と「嫌いなタレントランキング」に、同じタレントがランクインする結果です。
好きと嫌いは、正反対です。
しかし、言葉の意味は正反対でも、現実は同じです。
大活躍できる人は、目立つため、多くの人から好かれやすい反面、多くの人から嫌われやすい傾向があります。
好感度が上がるにつれて、嫉妬する人も増え、嫌われやすくなります。
「人を売り出す」という意味では、どちらも同じです。
「大好き」と言われるタレントは、芸能活動に力が入っている証拠です。
「大嫌い」と言われるタレントも、芸能活動に力が入っている証拠です。
つまり、最上位と最下位は、芸能人としては、どちらも一流です。
実力としては、ほとんど差がないのです。
危ないのは、ランクインされていない、中間層のタレントです。
中間だから生き残りやすいと思いますが、好きとも嫌いとも言われない状態は、記憶にも残っていない状態です。
芸能界から、一番消えやすいのです。
私たちの現実でも、同じです。
「大嫌い」と言われたら、喜びましょう。
芸能界と同じです。
「大嫌い」と言われるのは、きちんと現実の活動に力が入っている証拠です。
「嫌い」と言われれば、ネガティブなことばかりに目が向きますが、味方もいるはずです。
嫌われる人が多い反面、賛成してくれる人も多いことでしょう。
落ち込むことはありません。
大嫌いと言われるほど、一流なのです。