執筆者:水口貴博

見やすいプレゼン資料の30の作り方

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読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。

読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。 | 見やすいプレゼン資料の30の作り方

パソコンには、初めから用意されたフォントがあります。

美しくて見やすいのですが、ありきたりで面白みがありません。

そこで印象に残りやすくする方法があります。

文字を手書きにしてしまうのです。

手書きのほうが読みにくいのですが「読もう」と意識をするため、印象にも残りやすくなるのです。

普段のプレゼンはなかなか見られないので、印象に残りやすくなります。

美しい文字が印象に残るのではなく「読もう」と強く意識したメッセージが、印象に残ります。

手書き、もしくは手書き風のフォントでもいいでしょう。

はっと驚かせるのです。

聞き手は、魔法にかかったかのように、文字を目で追っていることでしょう。

不思議な話ですが、多少読みにくい文字のほうが、よく読まれます。

文字の美しさばかりにとらわれず、状況によっては、手書きの文字のほうが注意は集まるのです。

ただし、常に手書きがよいわけではありません。

真面目な印象を与える必要のあるプレゼンなら、やはり普通のフォントを使うほうがいいでしょう。

そういう選択肢もあるということで、状況によって活用してみましょう。

見やすいプレゼン資料の作り方(26)
  • 状況によって、手書きで注意を集める。
箇条書きの限界は、7つまで。

見やすいプレゼン資料の30の作り方

  1. プレゼンの資料は、1から作らない。
  2. 目次から作れば、スムーズに作成が進む。
  3. 資料全体を通して大事なのは、統一感。
  4. 無意識のうちに確かめる視線の動きに合わせて、資料を作成する。
  5. プレゼンの資料は、1枚1分を目安に作成する。
  6. 複数の資料を使うなら、あらかじめ資料番号を振っておくこと。
  7. 「箇条書きのほうがよいのではないか」と、問いかけながら資料をチェックする。
  8. 動きのある機能には要注意。
    頼っても、頼りすぎるな。
  9. 専門用語の説明は、口頭だけで終わらせない。
  10. 凝りすぎた資料は、おおむね失敗する。
  11. 夜に作成した資料は、行きすぎた内容になりやすい。
  12. 資料では、色を使いすぎるより、限定したほうがいい。
  13. 使う色は3色までに限定すれば、自然と見やすい資料が出来上がる。
  14. 資料にはページ数をふり、ページ数で見るべき場所を指示する。
  15. ヘッダーには、会社のロゴを入れよ。
  16. イラストより写真のほうが、現実感がある。
  17. プレゼンの資料作成で大切なのは、量より質。
  18. 「30ページ以内・30分以内」を目安にする。
  19. 「ここだけの話」があるプレゼンは、評価が上がりやすい。
  20. お客さまに提出する資料に、再生紙は使わない。
  21. 会社のロゴの扱いには、細心の注意を払うこと。
  22. 「データ」を示すと、説得力は倍増する。
  23. 資料のチェックは、逆の視点から見るほうがいい。
  24. 文字のサイズは、全体的に大きくする。
  25. スライドを作りすぎるな。
  26. 読みにくい手書きのほうが、よく読まれ、印象に残りやすい。
  27. 箇条書きの限界は、7つまで。
  28. 音読しながらチェックすると、誤字脱字の発見精度が向上する。
  29. 出来上がった資料は、同僚にチェックしてもらうだけではまだ甘い。
  30. プレゼンの資料は、紙に出すまでは安心できない。

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