執筆者:水口貴博

プレゼン初心者が心がける30の基本

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質疑応答で、答えられない質問が飛んできた。さあ、どうするか。

質疑応答で、答えられない質問が飛んできた。さあ、どうするか。 | プレゼン初心者が心がける30の基本

通常、プレゼンでは、質疑応答の時間を設けています。

話の途中で随時受け付ける形式もありますが、プレゼンの最後に設けるのが一般的です。

プレゼンを経験したことがある人ならわかると思いますが、質疑応答は、発表者にとって緊張する時間です。

「もし答えられなかったらどうしよう……」

不安を感じてしまうのです。

特に入社したばかりの新人なら、答えられない質問に当たる確率も高くなるでしょう。

たとえ、経験を積んだベテラン社員でも、わからない質問が飛んでくるのはよくある話です。

すぐ答えられる内容ならいいのですが、最初から資料を見直さなければわからないこともあります。

「わかりません」「回答できません」というのは、発表者にとってできるだけ避けたい言葉です。

これまで堂々と話してきた内容が台無しになります。

では、どう答えるのがいいのでしょうか。

「後ほどメールか電話で回答いたします」と答えればいいのです。

その場で何とか解決しようとする必要はありません。

無理やり答えようとして嘘を教えるほうが、もっと印象が悪くなります。

難しい質問の場合、その場ですぐ回答できないのは聞き手もわかっています。

プレゼンが終われば、確認できる時間は十分にあります。

そこで不明点を確認して、答えるようにすればいいのです。

無理に適当な回答をするくらいなら、きちんと確認をして、確実に答えたほうが印象はよくなるのです。

プレゼン初心者が心がける基本(27)
  • すぐ答えられない質問は、後からメールや電話で連絡する方法にする。
居眠りをし始める人が目立ってきたら、一度休憩を入れたほうがいい。

プレゼン初心者が心がける30の基本

  1. プレゼン・技能は、自転車に乗るのと同じだ。
    大事なのは、才能ではなく、努力と練習の積み重ね。
  2. プレゼンの流れは、聞くより見るほうが早い。
  3. 発表者が資料作成すれば、自然とうまくプレゼンができるようになる。
  4. 緊張を避けたければ、1番目を狙え。
  5. 身ぶり手ぶりは、実は貧乏ゆすりと同じ?
  6. 聞く気のある人に向けて、メッセージを発信する。
  7. 質疑応答は、最後にまとめるほうがいい。
  8. プレゼンにも、自動車と同じ「若葉マーク」がある。
  9. 相手の表情が硬い?もしや、自分のことではありませんか。
  10. 人間は緊張すると、自然と早口になりやすい。
  11. プレゼンでの小さな声は、悪い評価につながりやすい。
  12. 緊張の中では、事前に意識したことさえ忘れてしまう。
  13. 人数分ちょうどの資料を用意してはいけない。
  14. 突然増えるかもしれない参加者のために、余分に用意したい資料の目安。
  15. 「曖昧な表現」も「言い切る表現」も使いにくいときの便利な一言。
  16. 発表者だけが資料を確認しているかぎり、汚点は発見できない。
  17. 資料の棒読みは避けるとはいえ、なかなか難しい。
    棒読みを避ける方法とは。
  18. 現状の問題点を提起してから新商品の説明を始めると、聞き手は興味を示し始める。
  19. 発表者は、ネクタイが曲がっていないか本番前に要チェック。
  20. 1分以上、立て続けに話し続けないこと。
  21. 1セクション5分を心がければ、自然とリズム感が出てくる。
  22. プレゼンで速攻性のある緊張対策。
  23. 新人だからとはいえ、おどおど説明するのは逆に失礼。
    壇上に上がれば、先輩も後輩も関係ない。
  24. プレゼンは芝居だ。
    役者になって演じよう。
  25. あらかじめ下見をして、事前チェックを怠らない。
  26. プレゼンにまとめを作って、後味をよくする。
  27. 質疑応答で、答えられない質問が飛んできた。
    さあ、どうするか。
  28. 居眠りをし始める人が目立ってきたら、一度休憩を入れたほうがいい。
  29. 居眠りが悪とは限らない。
    参加者からのクレームとして受け止める。
  30. 何度も入念にリハーサルをしてこそ、プレゼンはうまくいく。

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